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 薬局で買った医師からの処方薬。症状がつらい時はせっせと飲むものの、治りかけてきた途端、服用を忘れてしまうことも。もう治ったからと、勝手に飲むのをやめてしまいがちだが、秋津医院院長の秋津壽男先生によれば、

「一般的な風邪薬ならいいでしょう。しかし、薬によっては“症状がおさまったから”と自己判断で服用をやめると危険なものがあります。特に抗生物質、ステロイド、抗うつ剤は勝手にやめてはいけない薬の代表格。自己判断での服用中止は絶対に避けましょう」

 どんなリスクがあるの?

「例えば、膀胱炎。抗生物質を飲むと2、3日で症状がなくなります。ですが、そこで服薬を勝手にやめると、生き残っていた強い菌が再び増殖。再び痛みなどの症状がぶり返します。再度、抗生物質を飲み、勝手にやめるということを繰り返すと、次第に薬への耐性が強い菌が増加。最終的には、抗生物質が効かなくなるという事態になることも」

 基本的に、どの薬も医者の処方したとおりに服用することが大切だそう。