今や“世界一”有名となった清掃員の新津春子さん。9月9日の「金スマ」(TBS系列)でも特集されるなど、すっかり「掃除カリスマ」として、おなじみとなった。
今年3月に発売となった『掃除は“ついで”にやりなさい!』(主婦と生活社刊)は、18万部の大ヒットを記録。新津さんが自宅で行っている「手軽・気軽」な掃除のコツ、そして、プロならではの「掃除の心得」をわかりやすく紹介した内容が反響を呼び、編集部には新津さんへのファンレターのような「読者はがき」が、山のように届いているという。
「はがきには、一枚一枚目を通しています。掃除が好きになった、って書いているメッセージがもう、うれしくって。励みになるし、宝物。本当にありがたいことです」とにこやかに話す新津さん。
そんな新津さんが、初の「サイン会」を9月4日、東京・豊洲の紀伊國屋書店で行った。
実際の新津さんに会いたいと3歳から85歳まで多くの人が列をなし、握手をしたり一緒に写真を撮る姿も。当日は、親子で新津さんの「掃除ノウハウ」を学ぶセミナーも行われ、「ぞうきんの絞り方」「机の拭き方」など基本を学んだ。
「親が楽しそうに掃除をやれば、子供もマネしたくなるものなんです。掃除ってめんどくさい、って親が思えば子供もそういう考えで育っていくもの。だから、いろいろな世代の皆さんにラクに、“ついで”に、掃除をやってね、ってお伝えしたいんですよ。掃除は一生やらないといけないものですからね、少しでも自分にとって楽しい習慣にすることが大切だと思います」(新津さん)