放送中のTBS系ドラマ『あなたのことはそれほど』に「涼太」役で出演している、東出昌大の“怪演”が話題だ。第4話では、波瑠演じる不倫妻「美都」の誕生日祝いを兼ねた結婚記念日に、すべてを知ったうえで、それでも永遠の愛を笑顔で誓う涼太の狂気にゾワゾワ。“第2の冬彦さん”との声も。
'92年に同局系列で放送された『ずっとあなたが好きだった』で、妻に逃げられるマザコン夫「冬彦」を演じた佐野史郎。「んん~」と下唇を突き出して唸る姿はお茶の間を凍りつかせ、流行語に選出される社会現象にもなった。
その佐野も自身のツイッターで、東出の冬彦さんぶりに《噂は届いております》と、活躍を気にかけている様子。
「好青年役のイメージが強い東出さんですが、新境地との呼び声も高く、イケメン俳優から演技派へと飛躍する役になりそう。3児の父親として頑張らなくてはいけないですからね」(テレビ誌記者)
昨年、杏との間に生まれた双子も1歳の誕生日を迎えて、さらに今夏には第3子出産を控えている。大黒柱として仕事に熱が入っているようだ。
「今までに経験のない役柄なので入念な役作りをして臨んでいます。もともと読書家の東出さんですが、最近は漫画原作の作品が多いだけに読む機会も増えたそう。
筋金入りの漫画好きの杏さんの影響もあるのでしょう。『あなそれ』を何度も読み込み、自分なりの涼太像を作り出したようです」(テレビ局関係者)
原作でも、涼太が目を見開いて美都のスマートフォンを盗み見する描写があるのだが、
「見開いて瞬きをしないのはもちろん、瞼や涙袋など目の周りをピクピクと動かすなどとにかく目の演技にこだわった。
自宅でも役に入り込んで本読みをするものだから、相手を務めてもらっている杏ちゃんから“怖い、怖い! 子どもが泣くから”と引かれているみたいで(苦笑)。でも、その様子に東出くんは“ヨシッ”と、こぶしを握っているのだとか」(芸能プロ関係者)
女優が本気で怖がる“会心”の役作りに手ごたえを感じたようだ。一方の現場では、
「波瑠ちゃんとは朝ドラ話で打ち解けていました。美都の不倫相手役の鈴木伸之くんとは、これまで2度の共演経験があるので、“でっくん”“のぶ”と呼び合う仲。父親役でもある彼に赤ちゃんの抱っこやあやし方など、イクメン演技を施していました」(ドラマ制作スタッフ)
また劇中で、美都から暗に「柴犬くん」と呼ばれている涼太。こんなウラ話も。
「原作では“小熊ちゃん”なんですが、東出さんは大柄ですからね。飼い主に忠実であることから“柴犬”に変更されました。そうしたら杏さんが長年飼っている愛犬が偶然にも柴犬だったそうで、東出さんも“性格はよく知っています”と。まさか自宅で“柴犬くん”とは呼ばれていないとは思いますが(笑)」(前出・ドラマ制作スタッフ)
夫婦仲をリードしているのは、いったいどっち!?