超ロジカル家事にすると「劇的な時短」「身体が疲れなくなる」「脳も疲れなくなる」「お金が増える」「世界一カンタンに幸せになれる」、というのは経済評論家の勝間和代さん。勝間式「超ロジカル」家事で幸せになる方法、教えます!

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 ブラック企業、ワンオペレーションなど、企業の過酷な労働環境が、ちかごろ話題になっています。

 この動きを受けて、政府も労働環境の改善に向けて、大きく舵を切り始めました。

 しかし、働く母親のほとんどが、ブラック企業並み、もしくはそれ以上の過酷な状況にあることについて、大きく取り上げられることは少ないように思えます。

 職場ではフルタイムで働き、自宅に帰ってきてからも深夜まで続く家事と育児――「ワンオペ育児」や、「日本死ね」で火が付いた保育園問題などが、さらにその過酷さを加速させています。

 働く母親たちの「家事に殺される!」という悲鳴は、年々強くなってきていることは間違いありません。

 私自身も、3人の娘を育てながら働き続けてきました。そして、一時は家のなかが足の踏み場もないほど散らかった状態になったり、今考えると頭がクラクラするほどの金額をかけて家事代行サービスを頼んでいた時代がありました。

 そんな生活が数年続き……自分ですべての家事を被りながら仕事を続けることの大変さや、家事代行を頼んでも生活の質を上げることにはつながらないことなどを、痛感しました。

 そこで、「仕事のペースを落とさず、自宅でおいしい食事が食べられて、いつも片付いたきれいな家を保つ方法を徹底的に考えよう!」と一念発起したのが、2年前のこと。

 これまで、経済評論や経営コンサルティングとして積み上げてきた知識と思考をフル稼働させて、家事を徹底的にロジカルに分析、最も効率的、最もコスパのよい家事の方法を、構築したのです。

 拙著『超ロジカル家事』(アチーブメント出版)では、そのすべてを記しましたが、何事も仕組みや原則を知ることで、何を省き、何を効率化できるのかが初めて見えてきます。

 そして、最大限に効率化することで、時間だけでなく、お金のムダも見事に省かれることがわかりました。

 ここではその一部についてご紹介しましょう。