買いに行く前の注意点は?
では、格安スマホを買いに行く前に注意しておくことは?
「現在スマホを使っている人は、自分がどれくらい毎月通話しているのか、通信データを使用しているか確認しておきましょう。また、クレジット決済のみの会社も多いので、買いに行くときは用意しておくほうが便利です」
料金は知っていても、通信データ量は意外に知らない人も多いのでは? プランを選ぶときに迷わなくてすむためにもチェックしておきたいところ。
「余ったデータ通信を繰り越せるかどうかなど、オプションも各社いろいろ。店頭に行く前に、多少は勉強していくほうがスムーズです」
もしプラン選びに迷ってしまったら、
「その場合、最初は最低料金のプランを選んでおいて、使ってみてから変更するのがオススメです」
フレキシブルに対応できるのが格安スマホのいいところ。
「それと、現在使っているキャリアメールが使えなくなってしまうので、新しくウェブメールを作っておきましょう」
アマゾンなど普段からよく使うネットサービスの登録先をキャリアメールにしている人は、新しいアドレスへの変更が必須。大手キャリアを解約すると、キャリアメールが使えなくなり、今までのサービスが利用できなくなってしまう。
「特に、今使っているスマホ端末に格安SIMを入れた場合、その瞬間にキャリアメールが使えなくなるので気をつけましょう」
変えてしまってからでは遅いので、必ず事前にチェックを!
【契約する前の確認ポイント】
●現在の月額の通話料金や、データ使用量を確認する
●クレジットカード決済が多いので、できれば用意を
●キャリアメールにかわる、新しいメールアドレスを取得
●各所にキャリアメールから変更したことを必ず連絡
【編集部セレクト タイプ別プラン】
■SNSをたくさん使える
LINEをはじめ、特定のSNSがデータ通信の消費なしで使えるプランが。
<対応キャリア例>
LINEモバイル:データ通信量/3GB 通話料/30秒20円 月額/1690円
■データ通信プランがたくさん
月に最大30GBという大容量もあり、使用頻度に合わせて自由に選べる。
<対応キャリア例>
OCN モバイル ONE:データ通信量/3GB 通話料/30秒20円 月額/1800円
■料金プラスで動画がタダ
料金を払いオプションに加入すればYouTubeなどの動画がタダに。
<対応キャリア例>
BIGLOBE SIM:データ通信量/3GB 通話料/30秒20円 月額/1600円
■家族で分け合える
最大10枚までSIMカードを作れるので、家族まとめての乗り換えに便利。
<対応キャリア例>
IIJmio:データ通信量/3GB 通話料/30秒20円 月額/1600円 ※タイプDの場合
■口座振替支払いができる
格安スマホはクレジットカード決済が多い中で、これは貴重。
<対応キャリア例>
楽天モバイル:データ通信量/3.1GB 通話料/30秒20円 月額1600円
■いつでも店舗で相談したい
全国216店舗のイオン窓口があるなど、サポートが気軽に受けられる。
<対応キャリア例>
イオンモバイル:データ通信量/2GB 通話料/30秒20円 月額/1380円
ところで、人気のiPhoneにも変えられるの?
「アップルストアや中古でiPhoneのSIMフリー端末を買って、格安SIMを入れれば使えます。ただ、iPhoneのSIMフリー端末は高いので初期費用はかかります。UQモバイルとY!モバイルならSIMとのセット販売もありますが、機種が限られています」
<解説してくれた人>
太田百合子さん◎デジモノライター。情報サイト『All About』携帯電話、スマートフォンガイド。雑誌『DIME』などで執筆