日本一、講座数の多いリンパ講師として活躍するリンパケアグランドマスターの池田ことみさん(52)が、リンパケアと出会ったのは14年前。当時の池田さんは、育児に追われ、慢性的な体調不良にも悩まされていたそうです。

「リンパケアを始めて半年で45kgから41kgまで体重が落ち、さらに体温が36・8度に上がりました。毎月、薬を飲むくらいひどい生理痛がありましたが、14年間、薬と病院とは無縁になりました」(池田さん)

 そして、その経験を活かして、みずからリンパケを教える立場へ。

「リンパケアの受講者の方からは、“風邪をひかなくなった”“シミが消えた”“薄毛の部分から新しい毛が生えてきた”などといった声が多数寄せられています。リンパケアは西洋医学に基づいた療法なので、適切にケアをすれば必ずすぐに結果が出るのです。

 私たちの身体にはみずからをきれいにするスイッチが備わっています。それを私は“きれいスイッチ”と呼んでいますが、どうやってONにしたらいいのかわからないという方がほとんど。でも、リンパケアと日常のちょっとした心がけで、“きれいスイッチ”は誰でも簡単に押すことができるのです」

 しかも、リンパケアはいつでもどこでも手軽にできるので、続けやすいのもうれしいポイントです。

セルフケアの前にリンパの流れを知ろう!

■リンパとは?

 すり傷などからにじみ出る透明の液体が“リンパ液”。血管のように身体中に張り巡らされた“リンパ管”を流れ、老廃物や細菌などを運搬して排出する下水道のような役割があります。

■リンパが滞ると……?

 むくみや疲れやすさ、だるさを感じやすくなります。美容面では肌あれやシミ、シワ、たるみの原因にも。また、血流障害と相まって筋肉が硬くなり、肩こりや腰痛を引き起こす場合も。

■リンパの流し方

 リンパの流れは一方通行。手でさするなどセルフケアを行う場合、リンパ管が集まり、老廃物をろ過するフィルターのような働きをする“リンパ節”に向かって流すことがポイントです。

■ここに注意

 体内が消化吸収に集中する食後1時間は避けましょう。リンパケアのあとはリラックスをつかさどる副交感神経が優位になるため、だるさを感じる場合も。寝る前に行うのがおすすめです。