1月下旬、賀来賢人をはじめ、柄本時生、太賀など今をときめく若手俳優たちの共演が話題を呼んだ舞台『流山ブルーバード』の公演が都内で行われていた。終演後に楽屋口から出てきたキャストたちが徒歩で向かったのは、意外にも近くの庶民的な居酒屋だった。
「賀来さん、柄本さんは先に帰宅されたのですが、作・演出の赤堀雅秋さんをはじめ、太賀さん、小野ゆり子さんらで夕食がてら飲みにいったそうです。1か月以上に及ぶ全国公演も佳境を迎え、だいぶ打ち解けている様子でしたね」(舞台関係者)
演出家と俳優たちが集まる酒席とあれば、交わされるのは熱い演技論……かと思いきや、意外にも“庶民派トーク”が展開されていたようで、
「'12年に大森南朋さんと結婚した小野さんは“ごはんを作ってから公演に向かっている”とこぼしていました。この日も鍋を取り分けるなど、女子力の高さが目立っていましたよ」(居合わせた客)
1時間ほどたつと、ハイペースでレモンサワーをおかわりしていた太賀は“ほろ酔い”状態に。しかし、とある質問をされた途端、急にまじめな顔つきになったという。
「先輩俳優に“意識している俳優っている?”と聞かれると、トーンが一変、はっきりとした口調で“和田正人は俺と同じ匂いがする”と発言していました。ライバル視しているのか、“同じポジションな気がしている”との声も聞こえてきましたね」(同・居合わせた客)
昨年末に注目を集めたドラマ『陸王』(TBS系)では自身の箱根駅伝出場経験を生かし、物語のキーマンとなる陸上部員役を務めた和田。対する太賀も'16年にドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)で“ゆとりモンスター”山岸役を演じてブレイクを果たした。絶好調の両者だけに、ポジション争いも激しいということだろうか。そういえば、どことなく顔立ちも似ているような……。
「真剣な面持ちだった彼も、その後は『陸王』に出てきた名ゼリフのモノマネをするなど楽しそうにしていたのですが、先輩の皆川猿時さんに“和田さんって38歳なんだよ”と言われ、“えっ! そんなに年上の方だったんですか!?”と恐縮しきりでした。同世代だと思って闘志を燃やしていたんでしょうね(笑)」(同・居合わせた客)
楽しげな飲み会も翌日に千秋楽公演を控えているため、日付が変わる前に解散。それぞれ帰路についた。
若手俳優のなかでも高い演技力を誇り主演もこなす実力派の太賀にとって“ライバル”の存在は欠かせないという。
「10代のころから親友の菅田将暉さんとは、プライベートでも遊ぶ仲よしですが、ライバルと公言しあう関係です。互いに出演作品を見ては、影響を受け合っているんだとか」(映画誌ライター)
“年上ライバル”の和田との競演も見てみたい!