「散歩コースだったから、ワンちゃんを連れていたりね。本当に気さくないい人。見かけたときに“あ、大杉さん!”なんて話しかけると、“どうも~”なんてね。よく近くのスーパーなんかでも買い物してたよ」(近所に住む男性)
「うちの子どもが道で遊んでいるのを見て、“ケガしないようにね~”って優しく声をかけてくれました」
地元のこんにゃく店からも愛された漣さん
そう話すのは、彼が頻繁に通ったこんにゃくのお店『東一』を営む小井土誠一さん。こちらの店の上にはジムがあり、その帰りに寄ることがあったそう。多いときは週に数回訪れていたという。店が高田純次の『じゅん散歩』(テレビ朝日系)で取り上げられたときには、
「高田さんが漣さんの家の近くを通ったときに、たまたま彼が車で通ってちょっとだけ出演したんです。
すると放送後わざわざ“見たよ~”ってお店に来てくれました。“一緒に(同じ番組に)出ちゃったねぇ。ごめんね、僕も一緒に出ちゃって~”って。
本当に気さくだから、映画で悪役を演じて“バカヤロー!”なんて言っているのを見ると、もう全然、正反対だなぁって(笑)」(小井土さん)
直前まで元気だったと報じられているが、小井土さんは、少し違った様子の大杉さんを見かけていた。
「ずいぶんお疲れな様子で、やせたというかやつれた感じがすごかったんです。頬もこけたように見えて。
いつも“漣さ~ん”なんて声をかけるんですが、今回の撮影はずいぶん自分を追い込んでいるのかなぁって思って、こっちが変に声をかけないほうがいいかなと、会釈だけにとどめて終わりました。まさかこんなことになるなんて……」
“300の顔を持つ男”の優しい素顔。その笑顔は、もうスクリーンでもスタジアムでも、商店街でも見られない─。