『逃げるは恥だが役に立つ』の海野つなみ原作を同名ドラマ化。仕事や恋に悩みながら奮闘する幼なじみ4人のアラサー女子を佐々木希、夏菜、中川翔子、徳永えりが演じている。4者4様の“こじらせ”っぷりと撮影秘話をプロデューサーに直撃!
『逃げ恥』作者が描く
リアルアラサー女子
4人のアラサー女子の仕事、恋を通した幸せ探しを描いたドラマ。原作は、『逃げるは恥だが役に立つ』の海野つなみ。
会社が倒産、恋人にもフラレ人生をリスタートする主人公の楓役を佐々木希、楓の同級生で“ひなぎく会”のメンバー、薫役を夏菜、ミチル役を中川翔子、えみ役を徳永えりがそれぞれ演じる。
原作は全2巻のため、連続ドラマ化にあたってはエピソードを膨らませるなど苦心。企画したアラサー世代の芳川茜プロデューサーは、こう語る。
「原作には描かれてない部分も、きっとこうなんだろうなと想像させてくれる奥行きがあるんです。同世代だからこそわかる感覚を生かしつつ、それを抽出し、楓をはじめキャラクターたちのちょっとしたリアクション、つい口をついて出る言葉にもウソがないように心がけて作っています」
仕事と恋人の両方を失い、幼いころの夢だったパン職人として奮闘する楓、キャリア志向の薫、フリーのバッグ職人のミチル、専業主婦のえみは事あるごとに集まって、悩みや喜びを共有している。
「ひなぎく会が面白いのは、小学校の同級生だから。高校や大学時代の友達は、自分が選んだ環境のなかで仲よくなるので価値観や生き方が似ているけど、小学校時代は純粋に誰とでも友達になれたから大人になって生き方が違っても受け入れられる。それが居心地いいんだと思います」(芳川P、以下同)
4人は、撮影開始直後から仲よくなり、プライベートでも親しく付き合っているという。
「お誕生日会やバーベキューをしたり、料理上手な佐々木さんがレシピを紹介したり、夏菜さんに刺激を受けた徳永さんと中川さんがジムに通い始めたり、本当に友達同士の交流が繰り広げられています」