しげから「もっとアクションを増やせ」
室「でも意外とこれぐらいの運動は平気なんですよ、私。アクションのレッスンも、してみたら案外、身体が覚えていて。いざ撮影に入ってからは、そこで苦労することはあまりなかったですね」
飯「今回は、主役の2人の負担を減らしてあげようって思って、最初はアクションを少なくしていたんです。でもそうしたら、しげから物足りないからもっとアクションを増やせって言われて」
室「撮影前のレッスンでも、先生から“基本的なことはできていますから、そんなに練習もいらないです”って言われたんですね。せっかく気合入れているのに何だと~! って思っちゃって。生意気にももっと増やしてって言わせてもらいました」
飯「結果、飛んだり跳ねたりっていう激しい動きは第1話からすごく増やしたよね」
室「第3話も、バカみたいに走りまくってます(笑)。でもなんかね、大竹さんは戦う相手が華奢な女性とかで、エイ! って感じでかわいく戦うのに、私は身体の大きい男性相手ばかりで。大竹さん、いいなぁって思いました」
飯「それはないだろ(笑)」
室「私は普段から“おっさんキャラ”だしね。大竹さんはホワンとしてらして、現場にもいつもきれいな私服で来ていらっしゃいましたし」
キャラのまったく違う室井と大竹。そんな2人が撮影中、一緒に外食する機会があった。
室「その日はロケで大雪が降るし、弁当にも飽きてきたし、気分転換に『富士そば』か『日高屋』にでも行こうかなと思っていたんです。私、おっさんですから(笑)。そしたら、大竹さんが“えー、どこ行くの?”って」
なんと大竹は、大手チェーンである富士そばも日高屋も知らなかったそう。
室「“どうしても行きたい”って言うから、富士そばか日高屋か迷ったあげく、日高屋にメイクさんとかスタッフさんも一緒に行ったんです」
飯「何、頼んだの?」
室「ラーメンとかギョーザとかチャーハンとか……。もういっぱい」
飯「注目されたのでは?」