銀行に預けても、もらえる利息は雀の涙。ちょっと油断していると、利息をあっさり超えるような手数料を取られてしまう。これに対抗するには、どうしたらいいのだろうか。
「手数料をこまめにチェックして、なるべく無料・割安ですむ範囲で利用すること。例えば手数料の高い窓口振込はNG。他行への振り込みはATMやオンラインを心がけて。さらに『LINE Pay』といったモバイル送金・決済サービスなどを上手に利用し、現金を介さないで決済するようにすれば、手数料の節約になります。
いま日本では、国をあげて現金を扱わない方向に進んでいて、電子マネーやモバイル決済などはポイントが優遇されるなどお得感もあります。こうした新サービスに慣れるよう規約をよく読んだうえで、どんどんチャレンジしていくことをおすすめします」
電子マネーやネット決済はお金の流れを把握しづらく無駄遣いをしないか心配。
「いまは、“マネーフォワード”などスマホで家計&資産管理ができるアプリが増えています。こうしたものを活用して、お金のデータを管理することに慣れていくといいですね」
なんだか大変そう……。
「時代の変化に縮こまらず積極的な対応が求められる。そんな時代がやってきたということです」
庶民にとって厳しい時代を生き抜くために、まずはいまこそ、消費税のキホンについて理解しておきたいところ。
「いまの日本は“見せかけの好景気”という経済状況。加えて、2020年の東京五輪を目指し整備されてきたインフラが'19年にはあらかた整い、景気が一段落します。そこへちょうど消費税10%への引き上げが重なるわけです。最悪なタイミングで増税しようとしています」(あんびるさん)
消費税10%への引き上げを前提に、さまざまな施策がすでに動き出している。増税されると暮らしや景気はどう変わる? 軽減税率って? そもそも社会保障に使うんじゃなかったの!?
ここからは、知らなかったではすまされない消費税にまつわる重要ポイントをQ&A形式で解説する。