ラスクの差し入れに水野がイラッ!?
連日、猛暑の中での撮影ではこんなエピソードが。
「滝藤さんは、冷たい飲み物をよく差し入れしてくださいますが、面白かったのは炎天下の屋外ロケのとき。“おいしいんだよ”と自信満々にラスクを差し入れしてくれたんです。たしかにおいしかったけど、身体中の水分をラスクに奪われ、口の中はパサパサ(笑)。水野さんが“なんでラスク?”とイラッとしたきつい口調でツッコみ、そういうことに笑える雰囲気なんです」
千曲川の登場シーンには、滝藤から提案された台本にはないアイデアが使われることも多いそう。
「滝藤さんには“踊るようにセリフを言ってください”とリクエストしています。軽やかな動きをするにはセリフをしっかり覚えておかなくてはならない。冗談半分で“セリフ多くない?”と言いつつ、専門用語の多い長ゼリフも完璧に頭に入れて現場に来られています。広瀬さんは、深夜の撮影でも明るく元気でムードメーカー。変顔や絶叫も厭わないコメディエンヌの才能だけでなく受けの芝居、相手のアドリブへの対応など瞬発力が見事です」
滝藤、広瀬、水野のアドリブ合戦が展開されることもしばしば。
「滝藤さんは事前に相談してくださるんですが、広瀬さんと水野さんは本番で仕掛けてくる感じでスタッフも大笑いです。滝藤さんはセリフの多さを嘆き、広瀬さんは出番が多いとため息をつき、そんな様子を水野さんがニヤニヤ笑いながら見ているのがいつもの光景(笑)」
クライマックスに向けて遺産相続をめぐる最終決戦や一華と城之内(佐藤寛太)の恋の行方も気になるが、この先、滝藤が期待していることがあるという。
「千曲川が一華と橋田に取り合いされる三角関係のラブストーリーで終わることだそうですが、“それはないです”と断言しておきました(笑)。でも本作に、すごく愛情を持って演じてくださっていて、続編を期待されています」
ドラマの結末同様、結論はいかに!?
個性的スタイルと偏屈で子どもっぽい一面もある千曲川はちょっと変人。
「衣装はプライベートでもおしゃれな滝藤さんのアイデアを取り入れています。
読唇術や射撃の腕を駆使して探偵の仕事は早いけど食べるのはすごく遅い。お化けが苦手。いつも金欠。行きつけのバーで皿洗いしても飲みたい酒好き。愛すべきキャラクターに加えて、知られざる過去が最終話までに徐々に明らかになっていきますので乞うご期待!」(中山P)
<作品情報>
『探偵が早すぎる』
日本テレビ系 木曜夜11時59分~