BBQのときのリカさんと息子くん。ひとりのパパが肉を焼き、ひとりのパパが子どもに食べさせる。この日はそんな分担をしていました
BBQのときのリカさんと息子くん。ひとりのパパが肉を焼き、ひとりのパパが子どもに食べさせる。この日はそんな分担をしていました
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「話し合いの大事さ」については、この連載ではず~っと描いてきましたが、今回のスウェーデン取材であらためてわかったことがもうひとつあります。

 それは、日本に比べて差別が少なく、皆で育児を分担するのが一般的なスウェーデンも、数十年前はそうではなかったということ。

 いろんな政党、団体、そして個人がコツコツ活動し戦ったことで、制度が変わり、社会システムが変わり、かつてなかった社会意識が生まれ、ゆっくりと変わって今の形になったということ。

それはつまり、日本も同じように変わっていく可能性があるということです。私はそんなふうに前向きにとらえました。そしてその変化への動きは少しずつ始まっていると思うのです。

自分の周りの社会から、少しずつアップデートしよう

 というわけで、今回のまとめ。

育児に理解のない社会につかれた

つかれるような社会は変えてしまおう!
自分の周りの小さな社会から、少しずつアップデートしていこう

当記事は「東洋経済オンライン」(運営:東洋経済新報社)の提供記事です

「社会を変える」というといかにも大変そうですが、たとえば「知人男性が育休を取る」と聞いたとき、いいことだなと思ったら「相手や周りにも応援・賛同の意思を言葉にして伝える」というのもひとつの活動だと思うのです。

 リアルな「いいね!」はひとつの波をつくるから。そして、ひとつの波は次の波を呼ぶから。

 さて、みなさんは、「育児につかれない社会」になるためには、日本がどんなふうになったらいいと思いますか? ぜひコメント欄で教えてください~!


ハラユキ(はらゆき)◎イラストレーター、コミックエッセイスト 雑誌、書籍、広告、Webなどの媒体で執筆しつつ、コミックエッセイの著書も出版。著書に、ダンスガイド『女子が踊れば!』 (幻冬舎)、産後クライシス体験を描いた『王子と赤ちゃん』(講談社)、陽気な妊娠出産ルポ『うわばみ妊婦~お酒はガマン!? のほほん妊婦の妊娠日記』(マイナビ)、リセットスポットガイド『週末プチ冒険はじめました』(KADOKAWA)。阿佐ヶ谷銭湯部主宰。2017年4月、カワハラユキコより改名。2017年6月よりスペイン・バルセロナ在住。ハラユキさんのHPはこちら