そこで、私は、清美さんにこうアドバイスしました。
「婚活をしている大勢の女性たちの中から“選ばれたい”のですよね。ならば、“選ばれる”努力をしてみましょう。これまで清美さんは、相手を“選ぼう”としていませんでしたか?」
清美さんは、ハッとした顔をしました。
「確かにそうだったかもしれません。40代後半、50代の男性からお申し込みをいただくと、“どうしてこんなおじさんと、私がお見合いをしなきゃならないのよ”と心の中で思っていました。
私だって、20代、30代の男性からしたら“おばさん”なんですよね。でも、選ばれる努力って、実際どうしたらいいんですか」
こんな“選ばれる努力”をした女性の話
ファッションやメイクに気を使っておしゃれをして、男性にお会いした時には、いつも微笑みをたやさず、聞き上手になる。
それは、もちろん大切なことです。けれど、それだけでは、男性の気持ちはつかめない。“選ばれる女”には、なれません。
例えば割り勘にされた時に、こんなことを言う女性が多いのです。
「今日のランチ代、きっちり割り勘でした。割り勘にされると、なんだか大切にされてない気持ちになります。私は、1280円のランチ代を払うに値しない女でしょうか?」
また、こんなことを言う女性もいます。
「美容室代、メイク代、洋服代と、女性は自分を綺麗にするために出費がかさみますよね。綺麗にするのは男性のため。だから、デート代は男性が払ってもよいのではないですか?」
これらの発言をする女性は、男性から“選ばれる”気満々です。しかし、こんな上から目線の女性を、男性が “選ぶ”でしょうか。