弟である元貴乃花親方(46)が相撲界から消えゆく中、まるで入れ替わるように勢いよくメディアで見かけるようになったのが“お兄ちゃん”こと、花田虎上(47)だ。
虎上といわれてもピンとくる人は少ないかもしれない。花田勝の方がわかる人は多いだろう。
「元おかみさんである母・藤田紀子(71)とも絶縁中といわれるお兄ちゃんが、元嫁の美恵子(49)さんの話から絶縁中の弟・貴乃花のことまでなりふり構わず、ベラベラと話すので、テレビのオファーが殺到していますね。
関西ローカルの番組に出演した時は、美恵子さんの“良妻演技”ぶりを赤裸々に語りました。美恵子さんも花田との結婚時代のエピソードを暴露しているので、お互いさまではありますが、いずれも収入面の問題が大きいようです」(テレビ局関係者)
子供は6人、改名で験担ぎ
虎上は1994年、元モデルでJALの客室乗務員だった美恵子さんと結婚。 1男3女と、4人の子供をもうけたが、5年間の別居を経て2007年に離婚している。
美恵子さんは「夫の度重なる浮気が原因だった」と週刊誌で告白していたが、美恵子さんも別居当時、11才年下の元俳優と不倫の関係にあったと報じられたことも。
子供の親権は美恵子さんが持ち、現在はハワイに移住しているが、虎上は、美恵子さんと離婚した翌年、9才年下の元幼稚園の先生と再婚。
「ちょうどその頃、景気低迷の影響もあり、自身が代表取締役会長を務めていた飲食店の会社が売却しました。ちゃんこチェーンから身を引いた当時は、裸一貫でしたね。
その状態で、2010年に第1子、2014年に第2子をもうけています。虎上にとって子供は6人となり、生活費はかさむ一方。タレント業もパッとしないままで、現在は千葉県内に自宅を構えています」(スポーツ紙記者)
2011年、親交のある風水建築デザイナーから改名のアドバイスを受け、花田虎上(まさる)にした。「運気を上げるため」と縁起を担いだようだけど、あまりメディアで見かけることはなかった。
「最近は、また懲りずに飲食業をやっています。本人がプロデュースしたという『若の台所』『赤鶏御殿』などが関西を中心に展開しています。でもこれらは経営ではなく、プロデュースしただけなので、収入は厳しいでしょうね。
ここ最近のメディア露出は、弟の騒動でも何でも、稼げるうちに稼ぎたいのが本音なのかもしれません」(元マネジメント関係者)
角界のヒーローだった花田家。若貴兄弟は、そろって厳しい状況と言わざるえない。当時のイメージからかけ離れた今こそ、待ったなしの軌道修正が必要かもしれない。
<取材・文/宮崎浩>