岩村町の“聖地”に突撃!
実際に記者が岩村町の“聖地”を歩いてみた。明知鉄道の岩村駅で散策マップを入手し、徒歩数分で岩村本通りへ。“重伝建”の指定を受けた道のりは、散策にほどよい約1・3キロ。かつて商家が並んでいたという趣深い街並みを進むと、五平餅を焼く香ばしい香りが漂ってくる。
まずは、鈴愛の親友・菜生の実家として、唯一セットではなく実際の店で撮影が行われた「やすだや洋品店」が見つかるはず。店先に撮影当時の写真が飾られているので、要チェック!
次の横道を過ぎたあたりからが「ふくろう商店街」の撮影地だ。劇中では看板や幟、すでに地中化がすんでいる電柱と電線が作り込まれていた。セットとなった店の入り口にはロケ風景の写真が貼られ、ドラマのシーンが思い浮かぶ。
グルメスポットも多く、なかでも五平餅店『みはら』は、鈴愛の祖父役・中村雅俊に五平餅の焼き方を指南した店。女将の長尾美佐子さんは、「大勢の人たちに、町や五平餅のことを知ってもらえてうれしい」と、笑顔を見せる。