「LAは、まりやさんがデビューアルバムをレコーディングした場所でもあります。車での移動中も当時を振り返られたり、楽器店やレコードショップなどのいろいろなお話を聞かせていただきました。
映画にもデビュー当時の貴重なお写真が出てきますので、ぜひ注目していただきたいです。冒頭のドライレイクのシーンは、夕暮れの柔らかい光の中を歩くまりやさんがとても印象的だと思います」
今作で実際に竹内と作業した印象を聞くと、
「もっとよくなるところはないか、工夫できることはないかと、まりやさんは最後の最後まで熱心に取り組まれていました。これまでも、そうやって多くの素晴らしい楽曲を制作されてこられたんだろうなと感じました。
誰に対しても本当に気さくでユーモアのある優しい方。この作品に誰よりも熱心に向かわれていたのが、まりやさんです。その姿こそが、映画を待ってくださるみなさんへの真摯(しんし)な気持ちの表れだと思います」