「ゲスト出演した市川海老蔵さんに、メジャーリーガーの田中将大選手もサプライズで出席するなど、すごく豪華なパーティーでしたよ! メンバーは、ですが……」(打ち上げの参加者)
12月中旬の平日の夜、フジテレビ系の月9ドラマ『SUITS』の打ち上げパーティーが表参道のレストランバーで開かれた。
「ひとケタ台の回もありましたが、平均視聴率は10・8%とギリギリふたケタで終わりました。以前は“月9神話”のようなものもあり、多くの作品が高視聴率を記録していましたが、最近は低調気味。展開も、これまではラブストーリーがメインでしたが、今回はドラマから恋愛要素をなくしたことが、一応の及第点と言える数字を記録した要因の1つでしょうね」(スポーツ紙記者)
月9といえば、ひと昔前までは豪華キャストに高視聴率。バラエティーや情報番組などと比較しても、特に力を入れているコンテンツだった。
今回の『SUITS』でも、『東京ラブストーリー』(同じくフジテレビ系)以来の共演となる、織田裕二と鈴木保奈美をメインに起用。放送前に番宣のため、『東京ラブストーリー』を再放送するなど、今期いちばんの力を入れた“肝入り”と言っていいドラマだったはずだ。しかし……。
わびしすぎる料理
「田中選手や海老蔵さんは、ゲストとして出演していたために打ち上げに顔を出してくれていました。当然、主演の織田さんらも参加。しかし、スペシャルすぎるゲストまで登場するような月9の打ち上げパーティーなのに、パーティー自体は思いっきり予算を削減して、ものすごく寂しいもので……」(前出・参加者)
出てきた料理が特にわびしかったようで……。
「大学生の飲み会のように、パスタやポテトなどお腹に溜まる料理が山盛りみたいな感じ。お肉なんてすぐになくなってしまうくらいの量しかありませんでした。忘年会シーズンに開催されましたが、ちょっとした一般企業の忘年会のほうがずっと豪華なんじゃないかってレベルでしたよ(苦笑)。
これが、予算の少ない深夜ドラマの打ち上げならともかく、フジの代名詞と言える月9ですからね。店自体は安い店ではなく、美味しいところなのに……」(同・参加者)
別の参加者も、半ば呆れながら話す。
「外部の人も大勢参加するようなところでケチっても、意味ないと思うんですけどね……。経費削減するにも、もうちょっと別なところであるんじゃないかって。ただ、普通は打ち上げって芸能事務所ごとに人数制限があるものなのですが、今回は何人でも来てくださいって形で120人ほどになったんですよね。
人数的には一般的な打ち上げの1・5倍ほど。フジは今、ドラマの制作費が絞りに絞られており、月9も例外ではない。そのなかで頑張って規模を大きくしたため、内容が薄まってしまったというか……(苦笑)」(参加したフジテレビ関係者)
ちなみに気になる2次会はというと、
「少し離れた場所のカラオケ店で開かれましたが、店は1時間半程度しか抑えられていなかったですね。打ち上げは朝までが定番ですが、終電前にお開きとなりました」(同・フジテレビ関係者)
1次会の終盤には、上層部が“第2弾もやる!”と息巻いていたというのだが……。