「マンガやアニメが原作となっている、2・5次元の舞台から数年でNHKの朝ドラに出演するのは快挙ですよ!」
イケメン評論家の沖直実さんがこう絶賛するのは、上村海成だ。昨年4月から放送されたNHK連続テレビ小説『半分、青い。』で主演の永野芽郁の弟役として出演し、多くの人に知れ渡った。
弟系ベビーフェイスイケメン
「もともと、'15年に上演された2・5次元のミュージカル『テニスの王子様3rdシーズン』など、舞台を中心に活動していましたが、最近は'16年の映画『ちはやふる』などの話題作に多数出演していますよ」(芸能プロ関係者)
『半分、青い。』では家族思いの好青年を演じたが、実際の彼も優等生だ。
「ファンをすごく大切にしていますね。ファンレターやSNSに寄せられたコメントはひとつひとつじっくり読んで、参考にしているんだとか」(同・芸能プロ関係者)
そんな“ファンファースト”な上村の魅力はどんなところにあるのだろう?
「ちょっとヤンチャで、かわいらしいキャラクターですね。私は童顔で幼い顔立ちから、“弟系ベビーフェイスイケメン”と呼んでいます(笑)。つい見守ってあげたくなる弟や息子のようなポジションですね」(沖さん、以下同)
今後、彼がブレイクするために考えられることとして、
「ハマリ役に恵まれることと、役によってどのように男としての色気を出していくかだと思います。2・5次元は若い女性のファンが多いので、彼を擬似彼氏としても見ていますが、視聴者のアラフォー・アラフィフ世代はかわいい息子系として見てしまいがち。弟系のキャラを卒業し、どのようにヒロインの相手役になっていくかが課題ですね」
ひと皮むけるためには、演じる役柄が重要になる。
「今年はひと味違った役をやってもいいのでは? 弟や学生役のイメージが強い彼が、たとえば好きになった女の子をつけ回すストーカーのような猟奇的な役や親に反抗的な態度をとる役などだと、今までのイメージが覆されて彼の新境地になるでしょう」
最後に本人に話を聞いた。
「昨年『半分、青い。』の撮影やイベントで岐阜に行かせていただいたときに、現地の方々が“草太くんおかえり!”と、役名で優しく迎えてくださったり、たくさんの貴重な経験をさせていただきました。この作品で自分の芸能生活がガラッと変わったと思います。今年はさらに経験を積み、力をつけていきたいです!」
この1年でさらに成長してくれることを期待したい!