「実は、私は仲代さんの養子に入りました。理由は、仲代さんの“終活”にあたり、この“ポジション”を守る者が必要だからです。
何かのタイミングで、マスコミに取りざたされる可能性も覚悟していますが、なるべく多くの方に周知してもらうために、報告しています。仲代さんのお人柄と、輝かしい役者人生に傷がつかないことを願い、賛否両論をいただきながら、私なりに仲代さんに最善をつくし、誠心誠意、全身全霊をつくして、自分の役割を果たしていく所存です」─。
このような話を、近しい人に触れ回っている女性がいるという。仲代達矢は、黒澤映画をはじめ、巨匠監督の作品に数多く出演した日本を代表する名優のひとり。'15年には文化勲章も受章し、86歳になった今も精力的に俳優を続けている。
「仲代さんといえば、'75年から後進育成のために自宅で続けている『無名塾』が有名です。学費は無料ですが、入塾審査の倍率は非常に高く、“劇団の東大”と呼ばれる狭き門です」(舞台関係者)
仲代の『無名塾』は、役所広司、若村麻由美、真木よう子、滝藤賢一といった、数多くの実力と人気を兼ね備えた俳優たちを輩出している。
そんな仲代の「養子になった」と公言する女性がいるというのだが、仲代にはすでに養女がいる。'96年に他界した仲代の妻・宮崎恭子さんの妹で、'15年に亡くなった元フジテレビアナウンサーの宮崎総子さんの長女・仲代奈緒だ。
「奈緒さんが4歳のときに仲代さんの養女になりました。仲代さんは奈緒さんが幼いときから溺愛しており、'96年にNHK大河ドラマ『秀吉』で“父娘”共演したこともあります。奈緒さんは現在45歳で、歌手として芸能活動しています」(テレビ局関係者)
こうした“娘”がいるのに、なぜいまさら、新たにもう1人の女性と養子縁組をすることになったのか。