“虫嫌い”の山下と濱田に対して、菜々緒は劇中で“ヘビ女”と称されて、ヘビを首に巻くのにも抵抗がない爬虫類好き。そんな3人がそろった現場は、共演経験があり仲のいい山下と濱田のおしゃべりを、菜々緒が微笑みながら見ているのがいつもの光景だそう。
3人のコミカルなやりとりも見どころだが、今後の展開は?
「紐倉の元上司の福山(時任三郎)の動きに注目してください。彼は、5年前に紐倉が右手を失うきっかけとなった病原菌を秘密裏に持ち帰っています。
終盤に向けては高家の今後が描かれます。医師だった彼は、このまま紐倉の助手であり続けるのか?
朱戸先生にもいろいろなアイデアをいただき、今作らしい結末にしたいと思います」
紐倉研究所の“名優”
巨大温室型の紐倉の自宅兼研究所の愛犬“サモン”は、現場の“癒し犬”だけじゃない。
「サモンは“スタート”で演技をして“カット”の声がかかると素に戻り、“いちばんのプロ(役者)”と言われています(笑)」(浅野P)。
ときどき紐倉の肩にのっているカラフルな鳥の“アカベエ”は、オウムではなくコンゴウインコという。
「まだ2、3歳。寿命が70年近いそうで、撮影現場にいる誰よりも長生きだと笑って盛り上がりました」(同)