「東京の東大和市での初日のみならず、兵庫、山口、岩手といった地方もチケットは完売。ほかの公演も売り切れが近いそうです。特に、朝ドラの舞台だった岩手は即完でした」(舞台関係者)
女優・のんが初挑戦している舞台『私の恋人』に注目が集まっている。ただ彼女のマネージメントを手がける社長が、7月18日に出した異例の発表も物議を醸したばかり。
ジャニーズ事務所が元SMAPの3人に圧力をかけていたとして、公正取引委員会が注意をしたというニュースを受けた形で、次のようなコメントを出したのだ。
《現場からの熱烈なオファーもある、のんが三年間テレビ局で1つのドラマにも出演が叶わないことは、あまりにも異常ではないでしょうか?》
もちろん、実力やスター性があれば、テレビ以外でも活躍の場があるのが芸能界。
のんが挑む初めての舞台も、そのポテンシャルを高く評価する“ある大御所”の後押しによるものだった。
「私の舞台に出てよ」
「『あまちゃん』で共演していた渡辺えりさんが、当時から彼女の演技力、芝居勘のよさを称賛していて、“私の舞台に出てよ”と、ずっとラブコールを送っていたんです。それが今回、6年越しでようやく実現した形です」(芸能プロ関係者)
忖度や圧力報道にヒートアップする芸能界なんてどこ吹く風、本人は8月7日の幕開けに向けて充実した日々を送っているようだ。舞台製作スタッフによると、
「脚本と演出も兼ねている渡辺さんの指導、アドバイスに素直に“ハイ”と返事している姿が印象的ですね。渡辺さんと小日向文世さんとの3人で30もの役を演じる異色作ですが、実力派のベテラン2人の頼もしさに、安心感も大きいのではないでしょうか」
初舞台なのでガチガチなのかと思いきや、リラックスしてのびのびと稽古に励んでいる様子。というのも、今作品は音楽劇。中学生時代からバンドを組んでおり、アーティストとしてデビューもしているのんにとっては、まさに“私の恋人”と思える内容なのかもしれない。
「ダンスや歌のシーンが多く、汗をかくので動きやすいTシャツ姿が多いですね。休憩のたびにマネージャーが汗をふいてあげたり、台本のチェックをしてあげたりして」(同・舞台製作スタッフ)
7月下旬、稽古終わりの彼女に意気込みを聞こうと週刊女性記者が声をかけるも、ノーコメントで車に乗り込んでいった。本番では観客を「じぇじぇじぇ!」と驚かすような素晴らしい演技を見せてくれることだろう。