10月9日から放送がスタートするドラマ『同期のサクラ』(日本テレビ系)。この作品で5年ぶりに民放連ドラ出演を果たすのが、橋本愛(23)だ。
「橋本さんは、主演の高畑充希さんの同期を演じます。クールで場の空気を読むけれど、常に“自分の居場所”を探している若者という難しい役どころ。新田真剣佑さんや竜星涼さんなどのイケメンが出演することでも話題です」(スポーツ紙記者)
'13年にNHK朝ドラ『あまちゃん』でアイドルを目指す足立ユイ役を熱演し、人気が急上昇した橋本。
「主演ののんさんに引けを取らない“実力派女優”としてのポジションを確立した彼女は、映画界やドラマから熱烈オファーが絶えませんでした。'13年以降、19本の映画に出演しており、そのうち8つは主演を飾っていますよ」(同・スポーツ紙記者)
端正な顔立ちに、どこか陰のある雰囲気──。独特の感性から生まれる演技は、若手女優のなかでも“金の卵”として、圧倒的な存在感を放っていた。しかし、映画界で華々しく活躍する一方で、民放のテレビドラマに姿を見せなかったのは、とある理由があったという。
「『あまちゃん』出演以降、仕事のオファーが殺到し、心身ともに疲れてしまったため、ペースを整えるために仕事をセーブしていたそうです。本来、彼女は繊細な性格で、今どき珍しい一球入魂タイプの女優。ドラマ出演となると長期間、共演者と顔を合わせることや、番宣のためにバラエティー番組に出演することが条件となってきますが、彼女はそれが苦手なタイプでした」(芸能プロ関係者)
橋本は過去に、雑誌のインタビューでも次のように語っていた。
《今はまだ、一生これで食べていこうとは思えてはいない。(中略)どうしても、すぐ陰に潜みたくなるところがあるもので(笑)》
ドラマの撮影現場でも、共演者と言葉を交わさず、ひとりでいることが多かったという。
「以前は“どうして需要があるのかわからない”と語るほど、女優という仕事に前向きではなかったようです。人見知りのため、朝ドラの現場でも、撮影が終わると共演者と話したりすることはなく、すぐに楽屋にこもっていました」(制作会社関係者)
とはいえ、彼女も年を重ねるにつれ、自分の視野を広げる意味でも、挑戦していくことの大切さに気がついたのだろう。
「最近は、積極的に可能性を広げていきたいと思っているようで、ドラマ出演にも前向きな姿勢を見せています。それに橋本さんの場合、マイペースな活動のほうが、女優としてさらに味が出ると期待の声もありますよ」(前出・芸能プロ関係者)
5年ぶりの民放連ドラで、どんな姿を見せてくれるのか今から楽しみだ。