また、R45世代が婚活で自分の未来を考えるなら、“妥協ではなく、自分にとって妥当な選択である線引き”「妥当線」を見つけることが何より大切だという。お見合い塾で成婚した53歳のAさんは「もう働きたくない。夫婦で旅行したり、人生を今からでも楽しみたい」と婚活に臨んだ。彼女が1か月の間に会った人は、なんと年収1000万円以上の男性ばかり。
「ホントは、ちょっとちょっと~! とツッコむところ。ただ、Aさんが会ったお相手の年齢は60代ばかり。結局 69歳、年収1800万円の会社経営者と成婚しました。“彼も、もう仕事は子どもに託して、これからは好きな旅行を一緒にしたいって”とうれしそうに話してくれました」
Aさんは年齢差を“妥当”として受け入れた。この妥当線さえあれば、アラフィフで年収1000万円以上の男性をゲットするのも夢ではないようだ。
番外編:こんな人は結婚あかんやろ!
★50代・同年代希望 「60歳? えっ、おじいさんやん!」
→あなたは世間から見たらオバハンです!
★50代・年収1000万円以上希望 「あくせく働くのは嫌。相手のお金で好きなことをしたい!」
→こういう人に限って、お金なし。おしゃれもしていない……。
★40代・口ぐせは「忙しくてなかなか時間がとれません」
→お見合い日も決まらない。交際に入っても会えないで放置。すぐに「忙しい」と。暇つぶしやないんやから~。
★50代・エリート女性「仕事を認めてくれて私より年収も学歴もよくて尊敬できる人。リタイア組は無理。年下でもいいけど年収300万円とかで私のお金をあてにする人は無理」
→アカン……あなたが無理です。
「こういう人たちはプロフィールを見るだけで、どんな男性かわかるらしく(苦笑)、実際に会おうとしない。申し込んでも断られるのが怖い、プライドが傷つくのが本音」(山田さん)
山田由美子さん ◎「結婚情報サービス会社」「結婚相談所」勤務を経て、1997年「仲人業」として独立。現在は、結婚相談所と仲人の利点を活かした「お見合い塾」塾長。仲人歴22年、今までに約2200組を成婚に導いている。