浅見悦子さん

 友人や仕事にも恵まれ、気づけば結婚適齢期をとうに過ぎた40代中盤。ようやく重い腰を上げて婚活に挑んだものの、なかなかうまくいかない……。

 そんな自身の婚活を実名で公開しているのが、女性向けウェブメディア編集長の浅見悦子さんだ。

結婚=ゴールとは考えていない

「30代のころ、著名な占い師の方に開口一番で言われたのが“あなたは長寿! 3ケタ狙えるわね”でした。だったら、興味あることからやろう! そんなマイペースな発想で気づけば40代で独身でした」

 笑顔でそう答える浅見さん。その回答には後悔の念は一切感じられない。

「“この業界あるある”かもしれませんが、生涯未婚を貫く女性も多く、自分の人生に誇りを持ち、輝いている方をたくさん見てきました。だから結婚=ゴールとは考えていないかな」

 おひとりさま人生も悪くないと感じていた彼女。それでも婚活を決意したのは、人生の最期のことを考えたから。一念発起して婚活をスタートさせてからは、持ち前の行動力を発揮し、さまざまな出会いの場に参加したそう。

婚活パーティーからスタートして、友人・知人の紹介、マッチングサイトなどを介して、数人の男性とデートを重ねてきました。縁あって、ひとりの方とはお付き合いまで進みましたが、結婚までには至りませんでしたね」

 バリキャリウーマンとして文句なしの肩書に加え、見た目年齢も若くスタイルもキープ。そんな彼女が3年の婚活の中でお付き合いに至ったのはわずか1人。トロフィーワイフを熱望する男性にウケがよさそうだが、年齢の壁は高いのか。

婚活を公表したおかげで予想以上の方から男性を紹介していただきました。ただマッチングアプリは登録者数も多いですが、子どもが望めないということもあり、40歳以上はかなりの確率で弾かれてますね」

 年齢はさほど障害でもなかったとしたら、婚活こじらせ女子に多い、エベレスト級に高い理想が原因?

「私が婚活で求めているのが好きになること。“結婚を早く成就させたいなら恋愛は必要ない”と言われますが、それは絶対イヤ。一緒に暮らす人とは居心地のいい関係でいたいし、愛おしいと思える人がいい。だから、紹介された男性とは、時間をかけてゆっくり距離を縮めていきたいんです」