ジャガー横田の夫である医師・木下博勝氏の“パワハラ疑惑”を『文春オンライン』(12月17日配信)が報じたが、以前から2人を知る芸能関係者は「素の木下氏を知っている人は、それほど驚かないのでは」と話す。
『文春オンライン』によると、告発したのは木下氏と2年間ともに仕事をしていた、准看護師のAさん。木下氏はAさんを毎日のように高圧的に怒鳴り、ときには暴力をふるうこともあり、心が休まることがなかったとのこと。ほかの医師やスタッフも「木下先生とは仕事をしたくない」と、病院を去っていったほどだという。
「Aさんはすでに、慰謝料300万円の損害賠償請求と、応じない場合には法的措置も辞さないという通告をしているそうです。同サイトでは、Aさんが録音していた木下氏の罵声(ばせい)も公開されています」(スポーツ紙記者)
「エリート医師で恐妻家のよき父」という木下氏の“仮面”
木下氏は東京大学大学院医学系研究科博士課程を修了し、東京大学医学部附属病院第一外科にも勤務したことがあるエリート医師。さらに、2004年にジャガーと結婚してからはテレビにも出演するなど、医師、大学教授、タレントと3つの顔をあわせもつ。
「昨年秋からは長男・大維志くんが私立中学を受験する過程をテレビが密着取材し、番組ではよき父親の一面を見せていました」(同前)
木下氏の“善良そうな”ルックスから、巷では「恐妻家で気弱なエリート夫」のイメージが定着していたが、'14年、『フライデー』が不倫疑惑を報じ、生々しいLINEのやりとりが公開されると、その仮面は一気に剥がされた。
「当時、木下氏に対するバッシングはあったものの、ジャガーが“主人を信じています”とコメントしたことで収拾がつきました。その後、受験の密着取材で、すっかり仲のいい家族の肖像を印象づけました。でも、それもいわゆる表の顔であって、実生活は少し様子が違う」
そう話すのは、前出の芸能関係者だ。
ジャガーの自宅近くに住む住民は、以前、夫と妻のこんなやりとりを目撃したという。
「ちょうど2人が出かけるところでした。雨が降る夜で、木下さんは屋根のあるエントランスで待っていて、ジャガーさんが外でタクシーを探していたんです。彼女はタクシーをつかまえると、小走りで木下氏を迎えに行き、彼が乗車するまでずっと傘をさしていて。まるで付き人みたいでした……」
また、夫婦でよく通っているという行きつけのバーの常連客も、「テレビの印象とはまったく別もの」と証言する。
「お酒、特にワインがお好みのようで、そのバーにも数十本のボトルをストックしているそうです。でも、このバーで見かけるときは決まって上座に木下さん、下座にジャガーみたいな感じの席次で、恐妻家というより、見るからに亭主関白という雰囲気でした」
テレビ関係者に言わせると、「ジャガーにとっては“医師の妻”というステータスは何にもかえがたい。そのために、夫と子どもに一生懸命、尽くして必死に家庭を守ろうとしている」のだという。
それが本音だとしたら、ちょっと悲しい仮面夫婦に見えてしまう……。
(取材・文/小窪誠子)