2020年1月20日、環球時報は、中国で発生した新型肺炎コロナウイルスの感染例が1日で急増した理由について「検査キットができたから」と報じた。

中国の速やかな対応が理由

 記事は、感染が最初に発生した湖北省武漢市の衛生健康委員会が19日早朝に記者会見を行い、「不明のウイルス性肺炎が新型コロナウイルスによる感染であることを確認した後、国は速やかにウイルスの拡散検測キットを開発した」とコメントしたことを紹介。

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 キットは16日に同省に送られ、同市内の肺炎患者に対する検測を開始したことを明かしたと伝えている。

 そのうえで、「開発された検測キットは今回見つかったコロナウイルスが持つ特定の遺伝子配列を探すことで新型肺炎かどうかをチェックすることができる」とする一方、「今回のウイルスは未知のものだったために、特定できるようになるまで時間がかかった」と説明した。

 そして、「国の研究機関から受け取った検測キットを使って武漢市の肺炎患者のウイルス検査が行われるようになったため、突然感染例が増えたのだ」と繰り返した。(翻訳・編集/川尻)