新型コロナより危険な感染症が身近に!?
「“殺人ウイルス”なんてことはないと思いますよ」
と新型コロナウイルスについて話すのは前出・上氏。防衛医科大学校防衛医学研究センターの加來(かく)浩器教授も、
「人類にとって初めて見つかった感染症なので注意すべきだが、状況は冷静に判断しなければいけない」
と呼びかける。
今回のウイルスよりも怖い感染症は身近にあるという。
「風疹やはしかです。免疫がなければ感染し、100%発症します。これまで予防接種の必要を訴えてきてもあまり関心を持たれないのですが反面、今回は関心の高さがすごい。どこかアンバランスさを感じます」(前出・加來教授)
予防には手洗いやアルコール消毒、そしてマスクが効果的とされるが、前出・葵医師はマスクに関しては「過信しすぎは危険」と注意を促す。
「つけたから感染しない、というわけではない。マスクは感染を広げないためにつけます。ただ、正しいつけ方をしなければ意味をなさない」
マスクのサイズが合っていない、肌との間があいている、何度もはずしてポケットに入れるなどは隙間から飛沫感染したり、マスクに付着したウイルスが別の場所につき接触感染につながるおそれも。
しかし前出・加來教授は今年ある変化に気づいたという。
「例年よりインフルエンザの罹患(りかん)者が少ない。新型肺炎の予防と同時にインフルエンザも防いでいるんです」
しばらく続くとみられる新型ウイルスへの恐怖は、予防という積み重ねでしか対抗できないのかもしれない。