運命を変えた中居正広との出会い

 そんな篠原は16歳でデビューし、今年30周年。

「あまり知りたくなかったです(笑)。でも、うれしいですね。デビューしたときに30年後もお仕事をさせていただいているなんて思ってもいなかったので、夢のようなことですし。女優のお仕事も最初は余裕もなく楽しめませんでしたが、ここまで寄り添っていると、今は趣味に近い感覚になってきました」

 ある作品との出会いが、女優としての転機に。

「『ハケンの品格』のプロデューサーの山口(雅俊)さんが手がけた、中居(正広)くんが主演の『ナニワ金融道2』ですね。22か23歳のときだったんですけど、あのころは、まだお芝居に対する志が低かったんです。それを、この作品のように山口さんに抜擢していただき、監督さんも含め、褒めていただいたことがあって、演じることが楽しくなっていきました。褒められると伸びるタイプなんですよ。だからみなさん、褒めてください(笑)」

 撮影で多忙な日々を送りつつ、私生活では2児の母として奮闘。

「長男が今年12歳で小学校6年生に。下の子は8歳で小学校3年生。天真爛漫でマイペースな性格で、ひとり遊びをしているとき、“一緒に遊ぼう”って言うと“ちょっと待ってね”って言いつつ、それを忘れてずっとひとりで遊んでいるんですよ(笑)。子どもたちの成長は本当に早くて、その時々を大切にしないといけないな〜と感じます」

私的マイブーム!

「この間、アイスクリームを作って食べたらすごく美味しかったんです。材料は卵の黄身と牛乳とお砂糖だけ。作り方は簡単で、食品保存用の袋を2つ用意して、まず片方に氷と塩を入れるんです。もう片方にはさっきの材料を全部入れて袋を閉じ、氷の入っている袋の中に入れて10分くらいもみ込むだけ。子どもたちも美味しいって大好評でした。ぜひ作ってみてくださ〜い」