新型コロナウイルスの影響は家庭の電気代にも及んでいるようだ。外出自粛によって家族みんなが家で過ごす時間が長くなり、昼間の電気料金が通常の約1.5倍に跳ね上がっているというデータもあるほど。家計を守るためにも“節電”を心がけたい。とはいえ、ただでさえストレスがたまる状況で、「電気を消して!」と家庭内で怒声が飛び交う事態は避けたいところ。そこで、この機会に節電の正しい知識を身につけて手間なく効率よく電気のムダを省いていこう。
弱風にして扇風機と併用するのがベター
これから夏に向けて、節電のカギを握るのはエアコンだ。電気料金がどのくらいかかっているのか、ご存じだろうか? 使っているエアコンの消費電力がわかれば、左の計算式で1時間の料金が算出できる。仮に冷房運転における消費電力が825wとすると、21円ほど。
「ただし、使用時間を減らせば必ず電気代が下がるわけではありません」
そう話すのは総合家電エンジニアの本多宏行さん。