正社員に媚びず、何でも完璧にこなしてしまう、篠原涼子演じる“スーパー派遣”のキャラクターがウケ、2007年の第1シーズンでは最終回が26%という高視聴率を叩き出した『ハケンの品格』。

「前作の放送から13年がたち、篠原さんも結婚や出産を経験するなど、多くの変化があったため、“仕事ができるシャープな女性に見えるかしら?”と、クランクイン前は心配されていましたね」(日本テレビ関係者)

 篠原が気にする理由は私生活の変化だけではなかった。

「篠原さんは独身時代から太りやすい体質で、オファーをもらった段階では前作から5キロほど体重が増えていたそうです。せっかく演じるなら、当時に少しでも近づけたいとダイエットを始めたといいます」(スタイリスト)

 ヨガ通いのほかダイエットとして取り入れたのが、なんと“きゅうり”だった。

「なんでも朝にきゅうりを食べると、顔や身体のむくみが取れやすくなるんだとか。きゅうりダイエットとヨガ通いのおかげで、クランクインするころには当時の体重にかなり近づいていたというからプロの鑑ですよね」(同・スタイリスト)

 完璧に役づくりをして挑んだにもかかわらず、コロナウイルスの影響で撮影に制限が出てしまい、フルスイングで演技ができなくなってしまったようだ。

「“3密”を避けるため、日本テレビはコロナが終息するまでは公道でのロケを原則として禁止にしたそうです。第2話で、篠原さん演じる主人公が、渋滞に巻き込まれて、身動きが取れなくなってしまった仲間の代わりに、自転車で資料を届ける……という場面があったのですが、そのシーンはTBSが所有する『緑山スタジオ』内にある道路で撮影していたんです。以前はTBS以外の番組では使用できませんでしたが、現在は使用料を払えば他局でも使用できるんですよ」(制作会社スタッフ)

現場を気まずくする“あの人”

 また出演者のある報道で、撮影現場にビミョ~な空気が流れるように……。

「主人公が派遣される営業企画課の主任役を演じる勝地涼さんが、妻の前田敦子さんと別居していると週刊誌に報じられてしまったんです。そのため、共演者もスタッフもその話題に触れないようにするため、現場で気軽に話せなくなってしまったんですよ……。“せめて、ドラマの撮影が終わってからにしてほしかったね”とスタッフもため息をついています」(前出・日本テレビ関係者)

 スーパー派遣も、出演者のスキャンダルを防ぐことはできなかった!?