元モーニング娘。のタレント、市井紗耶香が久々に注目を浴びている。7月14日、自身のツイッターで娘が学校から受けた頭髪指導に言及したからだ。
「#ブラック校則」は学校批判?
「頭部と毛先の色にムラがあるから黒く染めてきてください」
と言われたことに対し「娘は地毛」だとして「これがブラック校則なのか」「過度に個人の尊厳を損なう行為はあまりに残念すぎる」と異議を申し立てた。
これには賛同する声もあがったが「なんかSNSで圧力をかけている感じ」「こういう人がモンスターペアレントになるんだな」といった批判も目立つ。実際、有名人がこうした発言をすれば、学校が特定されて過剰な中傷につながるおそれもあり、不用意な行為と見なされても仕方ない。
また、市井のお騒がせぶりは今に始まったことではない。それも今回の「炎上」につながっているわけだ。そんな彼女の歴史を振り返ってみよう。
市井は14歳のとき、モー娘。の第2期メンバーとしてデビュー。当初はパッとしなかったが、第3期メンバー・後藤真希の教育係になったことで浮上した。『うたばん』(TBS系)で「かあさん」というあだ名をつけられるなどしていじられ、グループ内ユニット『プッチモニ』でも成功。人気を得たのである。
しかし、デビューから2年後、突然の脱退。その理由は、
「シンガーソングライターになりたい」
というものだった。が、モー娘。の作品は当時、基本的にすべてつんく♂
脱退から1年半後「絶対、戻ってきます」という宣言どおりに活動を再開させたものの、シンガーソングライターとしてではなかった。たいせい(シャ乱Q)のプロデュースでフォークの名曲をカバーしたアルバムを「市井紗耶香with中澤裕子」名義でリリース。その半年後には、たいせい、吉澤直樹と『市井紗耶香 in CUBIC-CROSS』を結成して『人生がもう始まってる』をリリースしたが、ヒットはしなかった。ちなみに、この作品の詞や曲も市井ではない。
その翌年には、引退。それから4年間ほど地元のショッピングモールで働いていたことをのちに明かしている。そのあいだにバンド仲間だった吉澤とできちゃった結婚。ただ、夫婦生活は7年で終わり、離婚の翌年には美容師の男性と再婚した。
とはいえ、二度の結婚で4児の母に。おかげで、ママタレとしての活動が可能になった。しかし、辻希美のようによくも悪くも若さにあふれ、夫も有名人なケースに比べると、地味な印象は否めない。