お金のプロ公認! 大富豪財布の作り方

●1.財布は自分で買う

 思い入れのある財布を大事に長く使うことで、その中に入っているお金も大切にできる。「頻繁に買い替える人は、お金への思いが薄く、貯蓄への気合を入れても貯まらないという人が多いです」(西山さん)

2.折り財布は貯まらない!

財布の膨らみは“お金が入っている”と錯覚を起こしやすいんです。折ることで厚みが増す折り財布は危険です」(岸さん)。たくさん入る長財布も要注意。ミニ財布で必要最小限に整理を!

3.“赤は浪費家”と思うならダメ

「“赤はダメ”という思い込みが現実に影響を与える“プラシーボ効果”で、お金が貯まらない財布になってしまいます」(岸さん)。カラーや柄は、プラスイメージのあるものをチョイスすべき

4.お札は向きをそろえてIN

お札は表裏・上下をキッチリとそろえて“お札をしまうべき場所(狭いほうがいい)”に丁寧に入れましょう。少し面倒ですが、お金は大切なものと脳に意識づけし、出費を抑制します」(岸さん)

5.家に帰ったらレシートは出す

 頻繁に毎日取り出して確認を。「レシートを受け取らないか、すぐに捨てる人は“あまり買い物をしていないのに、なぜかお金がない”と悩んでいる人が多いです」(西山さん)

6.クレジットカードは2枚程度まで

クレジットカードが多すぎると買い物も増え、明細のチェックも怠りがちになり、おすすめできません」(西山さん)。キャッシュレスメインの人は家計管理アプリと紐づけて入出金の把握を。

7.キャッシュカードは持たない!

「いつも財布にキャッシュカードを入れて、頻繁に下ろしている人は、出費が無計画だという証」(西山さん)。“いつでも下ろせる”は、不要な出費を招き、手数料でも損している可能性大!

8.貯蓄の目標を視覚化する!

欲しいものなどの写真を入れて視覚的に訴えることで、ムダな出費を抑えるなど、目標達成へ向けての心理が働きます」(岸さん)。心が安らぐお守りなども衝動買い抑制に効果あり。

教えてくれたのは……

 岸正龍さん
ビジネス心理コンサルタント。日本マインドリーディング協会理事。眼鏡デザイナーとしても活躍。著書に『一瞬で印象を操る ズルい話し方 相手の脳にこびりつくコミュニケーション術』(きずな出版)ほか
西山美紀さん
ファイナンシャルプランナー。マネーコラムニスト。単に貯蓄額だけを増やすのではなく、うるおいのある生活と貯蓄との両立法を発信。雑誌などでの執筆や講演活動を行う。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)