希望のリスクレベルで商品を自動選択
ロボアド投資を始めるには、まずは各サービスのサイトへアクセス(※主なサービスは4ページめで紹介しています)。「無料診断」のコーナーで、年齢や運用するお金の使い道など、簡単な質問に答えます。診断が終わると、「運用コース」と「おすすめのポートフォリオ(投資プラン)」が提示されます。
「『運用コース』は、どれぐらい積極的にリスクを受け入れて利益を追求するか、あるいは手堅く利益を積み重ねるかを、リスク許容値として5パターンほどに分けたもの。『おすすめのポートフォリオ』は、運用コースに合わせた金融商品の組み合わせです」
ポートフォリオでは「国内株式」「海外株式」「国内債券」「海外債券」「REIT」「現金」を、それぞれ何%の割合で組み合わせるのが最適かが提示されます。
「『債券』とは、国や政府、企業が資金を借りるときに発行する借用証書。『REIT』は、不動産の投資信託のような金融商品です。また『国内株式』が40%とあっても、ロボアドが実際に買うのは、個別の株ではなく、運用のプロが、大勢の人から集めたお金を金融商品に投資する投資信託。これは海外株式も国内外の債券も同様です。
基本的には、債券より株式のほうがハイリスク・ハイリターン。診断をもとに、リスクを受け入れられる度合いが高いと判断されると、株式が多いポートフォリオを提案されるというわけです」
診断結果を確認し申し込みをすると、運用開始後、ロボアド投資がやってくれるのは、毎月〜半年に1回の「リバランス」。
「金融商品の価格が上下すると、商品のバランスがどうしても変わってしまいます。これを放っておくと、リスクが想定より大きくなったり、リターンが期待より小さくなったりと影響があります。ロボアドは、金融商品を売買しポートフォリオのバランスを自動で元に戻してくれます。面倒で忘れがちなこのリバランスを年数回やってくれるのが、ロボアド投資の強みです」