「おばさんLINE」こう直せ!

■まずはつながり方
「若い人にとってLINEは親しい人同士がつながる大事なツール。まずは、連絡方法は何がいいかを事前に確認するのがマナーです。携帯番号に紐づいていたとしても、勝手につながるのはダメ」(高橋さん、以下同)。“LINEは気軽なもの”というのはおばさんの幻想らしい!?

■書き方
LINEは短文での会話が基本。改行せず、次のメッセージに分けて。そして1度に送るのは2つ~3つのメッセージまでが無難。絵文字、スタンプの連打も中高年っぽいです」。そのほか「あいうえお」を小文字にしたり、句読点がやたら多いのは読みづらくNG。難しい漢字に変換しがちなのも気をつけて。

■内容
 「関係性にもよりますが、パート先の同僚程度なら事務的な内容にとどめるのがスマート」。相手のタイムラインの情報を「見たよ~」などと送ったらストーカーと思われる危険も!「同様に相手のタイムラインへの“いいね”もそれほど親しくない相手であれば避けたほうが無難です」

■送る日と時間
 「休みの日や深夜など相手のプライベートタイムにLINEを送るのはやめましょう。大人として電話をかけても問題ないと思える日時を選んでください」。LINEを仕事のツールにしたくない若者もいるので要注意だ。

■写真&アイコン
「美しく撮れた自撮り写真を送信しがち。集合写真ならまだしも、ソロカットはコワイかと」お褒めの言葉待ちの自撮り写真のタイムライン投稿も危険! 「知り合いレベルに送ってもいいのはペットやグルメの写真までです」。アイコンも“若いころの自分”などを使いがちな中高年。現在のイメージとかけはなれたものはなるべく避けよう。

■即返信
「即既読がついて、即返信されることに意外と引いてしまう人が多いですね」。“既読スルーなんてありえな~い!”というのはあくまでも親しい関係性での話。男女のかけひきではないが、誤字の多い即返信より、ゆっくり見直して返信する大人の余裕を!

(取材・文/松岡理恵)


【PROFILE】
高橋暁子さん ◎SNS関連トラブルや事件、ルールやマナー、情報リテラシーが専門。記事の執筆、講演、セミナー、企業などのコンサルタント、監修、メディア出演などを手がける。SNS関連著作は20冊以上、テレビ出演も多数。元小学校教員。