小学校入学後も松嶋の教育への熱意は変わらない。今度は、子どもたちを都内の人気エリアにある英語塾『W』に通わせ始めたのだ。
そんな親子のがんばりもあってか、晴れてロンドン留学の道が開けたわけだ。また、付属高校への進学を選ばなかった理由として、こんな事情も関係していたとも。「こちらは2人合わせて月謝7万円と一般的には少しばかり割高ですが、セレブ塾と比べると格安。生徒たちも一般家庭のお子さんが多く、個人に合わせた英検資格やコミュニケーション教育を提案し、さらに留学準備に特化しているため、子どもの将来を見据えた家庭に人気の知る人ぞ知る塾。ご自身で選ばれたのか、よくぞという感じですね」(教育ジャーナリスト)
「実はその(松嶋らが長女を通わせていた)付属学校は数年前に大学が廃止されて、他大学への受験校に変化してきています。そのまま高校進学させて大学受験のために勉強漬けにするよりも、留学で海外に出させることはある意味、正解とも言えます。今から視野を広げさせるために、ご夫婦でしっかり考えて話し合って出した結論だったのではないでしょうか」(末木氏)
反町隆史が相談した先輩パパ
そう、この頃には松嶋だけでなく、反町もすっかり教育事情に詳しくなっていた。留学先を「イギリス」としたのも、彼が入手した情報なのかもしれない。
「反町さんが頼りにしていたのが『相棒』の水谷豊さん。以前より撮影現場で、またプライベートでもメールで相談をしていたと言います。水谷さんは、ご自身の娘で女優の趣里さんがかつてイギリス留学した事をあげて、“ソリ、子どもは育つんだよ。親は支えてあげればいいんだ”などと、自身の経験を踏まえたアドバイスをしていたそう。そこで反町さんはイギリスの教育にも触れていたのでしょう」(芸能プロ関係者)
とはいえ、長女は中学校を卒業したばかり。家を出て海外暮らしすることに、反町は父として最後まで悩み続けたよう。
「お嬢さんとは“毎日、連絡をする”という約束をして送り出したみたいで、反町さんは心配するのはもちろん、やっぱり寂しいんですよ。まさに『相棒』(season19、テレビ朝日系で10月14日スタート)撮影真っ只中ですが、時折、相手は松嶋さんなのか、“連絡きた?”とスマホを確認してソワソワする姿があるようです(笑)。撮影終了後にはご自身も会いに渡英するのでは?」(前出・芸能プロ関係者)
ちなみに、父親がお受験に触れることは、別の効果を生み出すと末木氏は話す。
「このお受験の機会にお父さんがしっかりと関われば、これは夫婦円満にもつながると思います。教育とは夫婦共通のことであり、会話のきっかけにもなる大事な機会。ただ、それには論理的に話せる知識が必要で、どちらも感情論で話してしまっては怒鳴って終わりですからね」
今では「言いたいことも言える」夫婦関係のようだ。