「最強の梨園の妻」「長男も逃げ出す冷徹さ」などと、強烈な言葉でその素顔を報じられている三田寛子(54)。『女性セブン』(10月29日号)によると、三田の長男の歌舞伎俳優・中村橋之助(四代目)は、京都・祇園の元芸妓のA子さんとの交際中だが三田に反対されているため現在は実家を出て、父・芝翫の実家に身を寄せているのだという。
ささやかれる「黒いウワサ」
「橋之助が帰宅したのは家族が住む家ではなく、先代の中村芝翫の妻・雅子さん宅だったということです。つまり母親に交際を反対された息子が実家を飛び出して祖母の家にいった、ということです。
でも家を出たといっても、行先もわかっていますし、三田自身も特に慌てている様子もなく冷静に受け止めているようです」(スポーツ紙記者)
橋之助は19日から東京・日本橋浜町の明治座で舞台『恋、燃ゆる。~秋元松代作「おさんの恋」より~』に出演中だが、初日には父・芝翫と三田ら家族がそろって観劇していたというから、親子関係そのものは悪くないものの、やはり息子の結婚となると母親、梨園の妻としては顧慮(こりょ)するということなのだろう。
その片鱗を見せたのが4年前の夫・芝翫(当時は橋之助)と京都の芸妓の不倫騒動の際の振る舞いだ。
「当時は史上初の親子4人同時襲名の直前。襲名披露興行を成功させるためにも不倫騒動の影響を最小限に食い止めなければいけなかった時期です。
三田は雨の中、集まった報道陣にいつものやわらかい物腰と声で謝罪すると、“雨降って地固まるということわざもございます。私も、そういう風に頑張っていきたいと思います”と言って、離婚について問われると“ないで~す”と笑顔で答えたんです。
これは神対応として今も謝罪のお手本のように伝えられています」(同前)
成駒屋系列の妻として3人の息子を歌舞伎役者に育てあげ、夫を支えるだけでも並大抵のことではないが、「こと女性問題には人一倍ナーバス」だというのはテレビ局関係者。
「長男の結婚相手について冷静に見極めるのは母親として当然ですが、実は芝翫にも不倫疑惑がささやかれているそうです。あくまで噂のレベルですが、今年に入ってから芸能マスコミの間でも漏れ伝わってきます。
昨今の有名人の不倫報道を見ても、ダメージは計り知れません。もし、不倫疑惑が発覚したら、今回は“芸の肥やし”などといって笑顔で切り抜けるのは厳しいでしょう。世間になんと言われようと、梨園の妻として守る覚悟があるからこそ、冷徹でしたたかにもなるのでしょう」
はんなりした笑顔の裏では、気苦労が絶えないようだ。