お金が貯まる10の習慣(後編)

6. お金に対してマメである
 節約情報をチェックし、投資も積極的に行うなど、お金との関わり方がとにかくマメ。「お金はみんな好きですが、ほとんどの人がお金に好かれる行動をとっていない。ほったらかしなんです。一方、お金が貯まっている人たちは、お金が大好きかつ、マメに世話をします。財布の中は常にスッキリで、お財布自体もきれいですし、お金が入ってくるよう願かけをして、お守りを入れていたりします」(藤川さん)

7. 余計なものは持ち歩かない
 お財布もバッグもなるべく小型化。持ち物はその日の予定に合わせて使うものだけを毎日入れ直すのがお出かけ前のルーティン。「かさばりがちな診察券やクーポン、ポイントカードなどは、お財布には入れず透明のジップつき袋やポーチに収納。見やすく分けることで、クーポンの期限切れや使い忘れも防げます」(花輪さん)「入れすぎを防ぐために、あえて小さい財布を選んでいる人も」(藤川さん)

8. クーポンを使いたおす
 節約できるお金は100円でも無駄に払いたくない! との考えから、クーポンなどの割引はフル活用が鉄則。「クーポンやポイントはもちろんのこと、いま話題のGoToキャンペーンのように申請手続きがちょっと面倒なものも、手間をいとわずに活用します」(花輪さん)「資産家グループでの飲み会で行くのは大衆居酒屋。さらに全員が率先してクーポンを持参します」(藤川さん)

9. 他人と同じを求めない
 1億円もの財を築くには、長い間しっかり稼ぎ続けることも必要となる。そこで注目なのが、仕事や生活環境に対する視点。「稼いでいる方々が共通して口にするのが“人と同じことをやっていたら、同じにしかならない”という言葉。常にみんなと違うことを探し、人より先を見ています。普通の人は他人と違うことをやるのは怖いと思いがちですが、稼ぐ人たちは、むしろ人と同じことをするほうが不安なんです」(藤川さん)

10. 持ち物にはとことんこだわる
 持ち物は、流行やブランドよりも自分のこだわりを重視。「例えば財布。札入れは2つに分かれていて、カード入れはいくつで……など、細部までこだわりがあり、条件がそろっているものを見つけたら10年ぐらい大切に使い続けます」(藤川さん)「靴などはわりと高いものを買いますが、壊れたら直して10年ぐらいはく。バッグも質のよいものを大切に使って、売ってから新しいものを買うなど、1回あたりのコスパを考えて選びます」(花輪さん)