『不良少女とよばれて』(TBS系列)'84年
◇あらすじ◇原笙子の実録『不良少女とよばれて』をドラマ化。「あなたさえ生まれていなければ」という言葉から非行に走り、傷つき荒れ狂った日々を送る少女(いとう)。彼女がひとりの青年の愛によって目覚め、舞楽の一人者に成長するまでの姿を綴る。
●少年院へ達也(国広)に舞楽の稽古に来てもらいたい笙子(いとう)にモナリザ(伊藤)が放った珍妙なたとえ
「恋は壊れやすいのよ、ビタミンCのようにね」
●麻里(比企)の死を留置場で知った朝男。ヘラヘラする同房のおっさんを張り倒して投げつけたセリフ
「バカ野郎! 人が死んだらよー、世界中はそのひとりのために泣くべきだぜ!」
●タイマンをする笙子(いとう)とモナリザ(伊藤)のセリフ
「たとえ死んでも恨みっこなしだよ?」
「ああ。生き残ったほうがくたばったやつの骨壺を蹴飛ばすまでさ」
『ポニーテールはふり向かない』(TBS系)'85年~'86年
◇あらすじ◇3歳で母と別れた未記(伊藤)は非行に走り何度も補導され父から禁じられていたドラムスティックで4人のヤクザを骨折させ女子少年院に、18歳となった未記は父の死を知り不良の世界に戻ろうとするがー。ライブハウスのボーイ晃(松村)と医大生のプレイボーイ邦男(鶴見)と世界に通用するロックバンドを作り上げようとする。
●ケント・ギルバートの弾いたピアノをほめた未記(伊藤)にケチをつける田丸晃(松村)
「脳みそスパゲティになっちゃってるのか?」
●自慢げに言い放つ脇田(野々村)だが、この数話後に……
「俺はこのハチミツみたいな甘いマスクとボイスで、ライブでの人気はちょっとしたもんだった」
●交際相手の実家のヤクザたちにひどい目に
「顔だけは! 顔だけは殴らないでくれ!」
●しつこくつきまとう元彼女で未記(伊藤)の異父妹に邦男(鶴見)が言った暗喩?
「僕は君にはもう蚊の死骸ほどの愛情も持ってない」