300円の宝くじの期待値は150円!?
◎億万長者になりたいけれど、宝くじは当たる? 当たらない?
降水確率で覚えた期待値で、宝くじについて考えてみよう。
第731回年末ジャンボ宝くじの本数は5億本。1等は7億円で当せん確率は0・000005%、最下位当せんの7等が300円で当せん確率は10%。当せん金のすべてと確率を計算して期待値を割り出すと、当せん金の期待値は150円。
長い間買い続けていれば、300円で購入した宝くじからは150円の当せん金が戻り、半額の150円分は損失になる。
「極端な話、売り出された5億本の宝くじを全部買っても、購入金額の半額しか戻ってこないということですよ」
やっぱり宝くじは損する?
「期待値は長い目で見たときの平均的な値。現実的には全部買い占めるなんてこともできませんから、期待値のとおりになるかはわかりません。期待値では損という結果が出ても、1回試して大当たりということは否定できません」
数学的には損するようにできているけれど、もしかしたら大当たりもあるってことだ。損は承知で、やっぱり夢を買ってみますか。
◎自分の手を使って、来年の今日は何曜日かを割り出す
「お母さんの誕生日は何曜日だっけ」なんていうときのように、曜日を知りたくなったとき、指を見るだけでわかるというのが、曜日計算術。
(1)まずは月の位置を覚えよう(毎年変わらない)
指の関節に1から12までを振り分け(左右どちらの手のひらでもOK)、位置を覚える。この番号が1月1日、2月1日……12月1日の曜日になっている。
(2)曜日の位置を覚える(毎年変わる)
写真ページの図に示した曜日は、2021年の曜日の位置。1月1日は人さし指のいちばん上で金曜日、2日はその下で土曜日と続いていく。2月1日は中指のいちばん上で月曜日、2日は火曜日となる。
ちなみに2022年は、曜日を1つずらして人さし指のいちばん上が土曜日になる。
「カレンダーも見ずに、何月何日は月曜日ですよ~と簡単に答えられるので、みんなから驚かれるかもしれませんね(笑)」