突然の死から1年──昨年11月24日に、自ら命を絶った元KARAのハラさん。亡くなる直前にはメンバーたちに自ら声をかけ、グループの再結成を呼びかけていた。

「'11年1月に金銭トラブルが明るみになったことで、ギュリさん以外の4人が韓国の事務所に契約解除を申し立てることに。その後、次々とメンバーが脱退し、'16年1月に事実上の解散となっていました。しかし、ハラさんの中ではもう1度5人で活動したいという思いがずっと残っていたといいます。昨年6月に彼女が日本の事務所と契約を結んだこともあり再結成をメンバーに呼びかけたんですが、いい返事はもらえなかったとか」(芸能プロ関係者)

 日本の事務所に所属して半年もたたないうちに、帰らぬ人に。そんな彼女の生前の思いを引き継ぐかのように、ある計画が進んでいたという。

お尻を揺らしながら踊る“ヒップダンス”がブームになった『ミスター』での日本デビューから、今年は10周年にあたります。そんな節目の年ということもあり、“ハラさんのためにも、もう1度、集まろう”と、今年8月に期間限定の再結成が水面下で進められていました。ハラさんの日本の所属事務所社長が、メンバーたちに掛け合って進められていたそうです」(レコード会社関係者)

デビュー10周年の名目が……

 しかし、新型コロナウイルスが発生し、世界中で感染が拡大したこともあり、再結成の話は白紙に……。

8月にはシングルを発売。それを引っさげてのコンサートも行う予定でした。神奈川県にあるパシフィコ横浜を首都圏公演の会場として押さえていたそうですが、新型コロナの影響でコンサートやイベントが軒並み中止に。年内のコンサート開催は難しいという判断になり、それに伴って再結成の話自体が立ち消えになってしまいました」(同・レコード会社関係者)

 コロナが収束すれば4人の姿が見られると思いきや、そう簡単な話でもなさそうだ。

4人もハラさんの悲願を実現させたいという思いはあるようですが、再結成の話に首を縦に振ったのは、“日本デビュー10周年”という名目があったからこそ。来年だと11周年になってしまうため、集まる意義がないとかなり消極的なんです。次のアニバーサリーは15周年にあたる'25年なので、少なくともそこまでは再結成はしないのでは」(前出の芸能プロ関係者)

 そこで、所属していた日本の事務所に、KARAの再結成について問い合わせたが、

弊社では存じあげません

 とのことだった。

ハラさんの死をきっかけに、元メンバーの4人はよく顔を合わせるようになったそうなので、いつか集まってくれると思いますよ」(同・芸能プロ関係者)

 デビュー10周年の再結成は残念ながら幻になってしまったものの、ハラさんの思いが届き、KARAはまたひとつになりつつあるようだ。