少ない銘柄に分散して毎日チェック!
株を買うときは、『LINE証券』の各銘柄のページにあるチャート(株価の推移グラフ)、業績予想、アナリストの評価をチェックするのが基本だ。アナリストの評価は、買い、ホールド(そのまま保有)、売りの3段階。同じ画面で、業績や配当・優待情報までわかりやすく表示されている。
「どうやって選べばいいかわからない場合は、サイト内の“3000円以下で買える株”や“割安ランキング”から、なじみのある会社や気になる企業を見つけ、チャートなどを確認して買うというのもアリだと思います」
最初に買うのは目が行き届く2~3種類まで。複数買う場合は同業種は避けるほうがリスクヘッジになる。行きつけのファミレスで「最近、お客さんが増えたから来期は業績がいいかも?」など、生活のなかで感じたことを投資に反映してみるのもいい。写真ページには『いちかぶ』なら手が届くであろう「期待の10銘柄」一覧表を掲載したので、こちらもぜひチェックしてみてほしい。
「保有している株は、毎日1回でもいいので価格を確認しておくと、値幅がわかり、売買のタイミングがつかめるようになるはずです。配当金狙いか、売買の差額で利益を出したいのか、自分に合う投資スタイルを見つけていきましょう。株の値動きによる損得がストレスになりすぎていないかを確認しながら、徐々に株を買い増していくのがおすすめです」
【「いちかぶ」の中には株主優待銘柄も!】
株主優待を受けるには100株(単元株)以上の保有が基本だが、なかには1株の保有でOKな銘柄もある。例えば、「SBIホールディングス(証券コード8473)2619円)」、「デンカ(証券コード4061)3180円」、「ダイドーグループホールディングス(証券コード2590)5810円」などは、少額投資で、各グループ企業の商品をお得な優待価格で買うことができる。
(取材・文/河端直子)
〈PROFILE〉
星野紗季さん ◎OLを経て、株式評論家の坂本慎太郎氏が代表を務める株式スクール『こころトレード研究所』のトレーディングストラテジスト(投資戦略の立案専門家)に。株初心者時代の不安や経験を生かし、セミナーや執筆活動を通して投資の知識や手法をわかりやすく伝えている。