戸田恵梨香が感じた“お芝居の究極”
兵庫県神戸市出身の戸田は、小学生のときから芸能活動をスタート。中学卒業と同時に、現在所属する事務所にスカウトされ、上京する。
「'06年の映画『デスノート』で、主人公に思いを寄せる重要なヒロイン役を演じて注目されるようになりました」(テレビ誌ライター)
その後も順調に女優としてのキャリアを積み、近年では演技派女優と言われるまでに成長した。
「'18年放送のTBS系ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』では、ムロツヨシさんと夫婦役を演じました。ムロさんが演じる元小説家の夫が、戸田さんが演じる若年性アルツハイマーを患う女医を支える純愛モノ。言葉が出にくくなる様子や、うつろな表情など、本当に病気を患っているような鬼気迫る演技に目が離せませんでした」(同・テレビ誌ライター)
そんな息の合った共演ぶりに、ムロが「戸田さんと付き合っているのでは?」と疑われたことをテレビ番組で明かしていたほど。
戸田は《ある種の“お芝居の究極”みたいなものを体験してしまったんじゃないかと感じていて。同時に、『この先に超えられるものが見つかるのかな、私はどこに向かっていくんだろう』っていう不安が芽生えた》と雑誌インタビューで語っていた。
'19年にはNHK朝ドラ『スカーレット』で初めて11か月間に及ぶ撮影を行い、さらに演技の幅を広げた。