「かねてより美容意識の高い小雪さんですが、それは表面的な美だけでなく 健康的な身体や心に裏付けされた内面的な美しさも大切にしているんです。都会にいると、どうしても時間に追われて窮屈になりストレスを抱え込んでしまいます。

 食事に関しても、小雪さん自身も玄米食で育ってきたこともあり、健康食への意識が高く、普段から夫や子どものために無農薬野菜を取り寄せて料理を作っていたそう。自給自足の生活は自ら野菜を育てて、ゴミもなるべく出さないように肥料にしたり、鳥のエサにしたりとするように、子どもの“食育”になっているわけです」

 また、二重生活を体験することで子どもたちの視野を広げる教育的観点もあるようだ。

2018年4月、松山ケンイチは長男の入学式にラフな服装で長女とともに参加した
2018年4月、松山ケンイチは長男の入学式にラフな服装で長女とともに参加した
【写真】ヌーディーなタンクトップ姿で長男の運動会に参加した小雪

「以前、“長男を公立保育園に通わせようとしている”との報道から、“お金あるのに”などとの声が上がったともされましたね。芸能人とはいえ、彼女も働くママである以上は応募資格はあったのですが、待機児童が多い地域ということもあり入園をあきらめた経緯があります。

 彼女は、子どもたちに“一般的な感覚”を養ってほしかったんですよ。実際、その後に生まれた長女は認定保育園に無事に入園し、長男は公立の小学校に通っているようです。学校の勉強も大事ですが、それだけでなくさまざまな環境で育った学友とも分け隔てなく接することができる子どもに育ってほしかったわけです」(前出・芸能関係者)

「生きていく力」を育てる

 小雪はかつて、マタニティーフォトを表紙にして話題になった自署『生きていく力。』(小学館、2012年)において、《子どもが15〜16歳になったら、どこかの国に出そう、と考えている》と意識高めな教育観を語っていた。

《世界は広く、富める国も貧しい国もあり、文化も宗教も風習も違う……。そんな現実を自分の足で歩き回って見てほしいと思うのだ。人として生きていく力はそんなところから育つのではないだろうか》

 一部報道では、自身も狩猟免許を取得して、猟銃や罠を仕掛ける“ハンター”になっているとも報じられた小雪。それこそ今後、家族で完全移住して自給自足生活を送る決意の表れなのだろうか。昨年4月に『週刊女性』の取材にこう答えていた小雪

《(移住は)現実的ではないですね。生活体験自体は今後もやっていこうと考えていますが、私も仕事は東京でしていますから。実際に今も映画の撮影をしています

 女優の仕事も、東京の生活もそう簡単には離れられないようで。