「プータローとは言えないから、見栄を張って“スナックの雇われママをしとる。繁盛しとるよ”とウソをついたのかも。恵美子のあんなルックスと性格で接客ができるはずない」(近所の住民)
「違法ビジネス」に乗り出そうとした過去
赤堀一家は恵美子容疑者を含めて、以前から近所に金の無心をしていたが、容疑者の両親が働いていた木工工場がつぶれると、返済が滞るように。
「恵美子は28歳前後で結婚して大分県日田市に移り住みましたが、結婚式の費用はほとんど元夫側が負担。
恵美子の両親と兄姉は借金苦から同じ時期に、夜逃げ同然で佐賀県鳥栖市に引っ越したとよ」(別の近所の住民)
その後、赤堀容疑者を頼ってか赤堀家は鳥栖から日田に引っ越して現在も住み続けている。
こちらでも借金で首が回らなくなったのか、赤堀容疑者は「違法ビジネス」に乗り出そうとしたことも。
容疑者の知人が証言する。
「故郷・大川市の元ヤクザの闇金業者に、“シャブの売人になりたかとよ”と相談したそうです。
ところが、その元ヤクザは“もし売った相手がパクられたら、売人もパクられるし、オレまでパクられるかも。やめたほうがよか”と断った」
ちょうどそのころに、赤堀容疑者に300万円以上を貸したが、返済されていないAさんに話を聞くことができた。
「借金はそのときだけではなく、恵美子の祖父母や両親の代から3代にわたって申し込まれたとですよ。
“盗聴器が仕掛けられたから、それを取り除くために金がかかる”とか、“ケガで手術代がかかるから”などと、繰り返し繰り返し言ってくる。
おかしな話だけど、言われ続けると、ホントにそうなのかなと思えてきて……」
そう話すAさんは一種のマインドコントロールに陥っていたのかもしれない。