Q4.「お母さん食堂」問題アリ?
→→→圧倒的に「問題なし!」
兵庫、京都、岡山の女子高校生が、ファミリーマートの『お母さん食堂』というブランド名に疑問を抱き、オンライン署名を呼びかけた。
「お母さん食堂という名前は、誰もが料理をするのはお母さんという印象を与え、女性=家事・育児という固定観念を払拭する妨げになる。男女双方にとって生きやすい社会にならない」と主張。
お母さん食堂のイメージキャラクターは男性の香取慎吾さん。大人気キャラクターだった慎吾ママも批判の対象なのだろうか。
「あのー、これ香取慎吾さんがお母さんやっているんですけど。男性芸能人がお母さんの役割を演じている、十分すぎる配慮がされています」(40代・会社員女性)
「これを批判する人は慎吾ママも批判したんですか? 慎吾ちゃんが演じているんだから男でも女でもお母さん、ってことをファミマさんは言ってることがわからないのですか?」(30代・主婦)
「このCMで不快になる人が信じられません。慎吾ママが年月を経てお母さんになって、って歴史を感じる素晴らしい演出でした。抗議をした女子高生たちはお父さん食堂なら満足したんですか? 差別を訴える人が差別をしている構図に気づいていない」(50代・主婦)
お母さん食堂は香取慎吾さんのキャラクターもあって、ジェンダーを超えた評価を得ていた。少数派の問題ありと答えた人の意見を聞くと、
「お母さんがいない人だっているのに、お母さんを温かい象徴としてあがめるのはどうかと思います」(20代・パート男性)
「慎吾ママとは違って、お母さんにプラスされて食堂がついているのがいかがなものかと」(10代・女子学生)
過剰な気がするけれど──。
ほかにもあった! 行きすぎ? 表現規制
CASE(1)
「レディース エンド ジェントルメン」排除(東京ディズニーランド・シー)
オリエンタルランドは3月、園内アナウンスを改めた。それまでの「レディース・エンド・ジェントルメン、ボーイズ・エンド・ガールズ」から「ハロー・エブリワン」と性別を特定しないようにした(日本航空は’20年10月から機内や空港で同様に呼びかけている)。
CASE(2)
「主人」、「旦那」排除
(育児雑誌『たまごクラブ』『ひよこクラブ』(ベネッセコーポレーション)(育児雑誌『たまごクラブ』『ひよこクラブ』(ベネッセコーポレーション)
'16年ごろから「主人」「旦那」は親の上下関係を想起させるため、原則として使わないという方針を定めた。また、子連れの再婚家族や同性カップルなど、家族の多様性を反映し、「配偶者」や「パートナー」と表記しているという。