じわっと赤字がキケン、NG家計の見直しポイント
典型的なメタボ家計をFP横山さんが診断。改善ポイントを学ぶべし!
【夫婦+高校生の息子 3人家族の例】
◆収入
夫33万円+妻18万円=51万円(手取り)
◆支出
住居費 11万5000円
食費 10万3000円
日用品代 2万6000円
被服費 2万8000円
水道光熱費 3万4000円
嗜好品代 1万8000円
交際費 1万円
娯楽費 1万2000円
生命保険料 2万7000円
通信費 2万1000円
教育費 2万4000円
交通費 5000円
医療費 3000円
小遣い 6万5000円
雑費 3万2000円
◆支出合計52万3000円
◆収支 52万3000円ー51万円= 1万3000円の赤字
上のケースで問題なのが食費、日用品代、被服費など、月ごとに変わる「変動費」の膨らみ。「食費や日用品代は食材や衛生用品の過剰購入、被服費は外出控えで頻繁にネット通販を利用した影響が感じられます。家計の無駄は変動費に表れるので、まず最初に見直すべきです」。また、在宅時間が増えるのに比例して水道光熱費が上昇しているのも気がかりと指摘する。
「収入に対する費目ごとの理想の割合は、食費16%(上のケースだと8万1600円)、日用品代3%(同1万5300円)、被服費2%(同1万200円)、水道光熱費5%(同2万5500円)が目安。日々の節約や工夫で支出を減らしましょう」
◎変動費を減らせば強い家計になる! 収入全体で、変動費35%、固定費45%、貯蓄20%を意識
こうすれば節約できる!家計改善テクを紹介(1)
●水道代
家庭で使う水の4割をお風呂が占める。シャワーを流しっぱなしにするムダが多いので、日々節水を意識!
・節水シャワーヘッドを活用!
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●電気代
電気代削減には省エネ家電が効果的。使用頻度が高い照明器具や、消費電力の多い冷蔵庫などに絞って検討を。
・LED電球で電気代が約7分の1
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・家電の買い替えをサイトでジャッジ
環境省が運営するサイト『しんきゅうさん』では、使用中の家電と購入予定の家電で電気代がいくら安くなるかを簡単に比較できる。10年前の冷蔵庫と比べて年間の電気代が8000円以上安くなる場合も。