肌トラブルの原因、実は枕にあった?
肌トラブルの原因で見落としがちなのが枕の汚れ。
「肌のためにも枕カバーはできれば毎日取り替えて」とGeorgeさん。外気に1日さらされた髪には、ホコリや花粉など目には見えない汚れが付着。さらに寝ている間に分泌された皮脂や汗が枕につき、同じ枕カバーを使っていると、その汚れが顔に触れて肌トラブルを引き起こす。
「枕カバーを毎日替えるのが難しいなら、肌に優しい素材のタオルで枕を包む方法も。ヘアケアの意味でも、髪は夜洗うほうがいいですね」
スポンジやブラシといったメイクツールの汚れも要注意。“そういえばしばらく洗ってない!”という人も多いのでは?
「スポンジは毎日、パフは1週間に1回、ブラシは最低でも月1回は洗うこと。スポンジはまずクレンジング剤でファンデーションを落としてから洗顔料で洗いましょう。ブラシ類は薄めたシャンプーで洗い、しっかりすすいだら薄めたトリートメントでお手入れを。洗った後はタオルの上に並べて平干し乾燥してください。肌に直接触れるものだから、清潔にして使いたいですよね」
でも、毎日洗うのはハードルが高い。そんなずぼらさんにおすすめの方法がある。
「適当なサイズにカットずみの使い捨てのスポンジが便利です。100円ショップのもので十分なので、ぜひ活用を。清潔なツールを使えばファンデのノリや発色も全然違って、仕上がりもぐんと変わってきますよ」
手持ちのコスメを時折、見直すことも大切。ファンデやアイシャドーなどのコスメ、化粧水や乳液などのスキンケアアイテムが、もしかすると使用期限が過ぎているかも。
「開封後2、3年間同じコスメを使う人がいるけれど、これもNG!コスメもスキンケアアイテムも時間がたつと劣化します。直接肌に触れるものなので、古いコスメは定期的に処分しましょう。特に天然成分が使われたオーガニック系商品は酸化しやすいので気をつけて」
スキンケアアイテムの使用期限は約1年。まだ残っていても期限を過ぎたら処分を。
「適量を守っていれば使用期限内に使いきれるはず。ケチケチ使っていたら効果は出ないし、そのうち古くなって使う意味がありません」
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「スキンケアは思い立ったときが始めどき」
とGeorgeさん。いくつになってもお手入れ次第で肌は変わると話す。
「今までサボっていた方が丁寧にお手入れをすると肌が美しく変わる。50代、60代から始めてもそう。実際、私のオンラインサロンの参加者にもきれいになった方がたくさんいます。重要なのは実年齢ではなく肌年齢。年を重ねても肌年齢を下げれば見た目年齢も変わる。スキンケアを楽しんで、魅力的な肌を手に入れてくださいね」