7月3日、『THE MUSIC DAY』の中で放送されたスペシャルドラマで、'02年に脱退した西川隆宏のことが描かれ、話題を呼んでいる。'96年に交通事故を起こして'02年に脱退。その後、覚せい剤取締法違反で逮捕されたことから、長年その存在がタブー視されていた彼を解禁した思惑とは――。

「7月7日にこのお店に来ることは、ドリカムファンにとってステータスなんです!」(来店していた女性ファン)

 渋谷駅から少し離れた閑静な住宅街の一角にあるレストラン。幅広い世代の人々が次々と店内に入っていく─。

「『スミレ トーキョー』はDREAMS COME TRUE(以下、ドリカム)の事務所が経営するレストランで、全国からファンが訪れます。またヒット曲『7月7日、晴れ』にちなみ、'16年に“ドリカムの日”として日本記念日協会により認定・登録されたこともあり、この日はメンバーにとってもファンにとっても特別な日。店内では毎年、記念メニューが提供されるとあり、予約が殺到するそうです」(スポーツ紙記者)

 そんな記念日の数日前、テレビでドリカムにまつわるサプライズ演出が行われていた。

「7月3日に日本テレビ系で放送された『THE MUSIC DAY』の中でドリカムの知られざる秘話を描いた再現ドラマが放送されたのですが、

 そこで元メンバーの西川隆宏さん役の俳優が登場したんです。彼の存在は“黒歴史”化していただけに、テレビで解禁されて驚きました」(日本テレビ関係者)

 '89年にメジャーデビュー後、たちまち人気アーティストの仲間入りを果たしたドリカム。エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんは、グループの魅力をこう語る。

「サウンドは松任谷由実さんなどのニューミュージックの流れを汲んでいますが、吉田美和さんのソウルフルなボーカルスタイルが加わったことで、当時の音楽シーンでは新しい存在でした。MISIAさんなど、後のディーバブームの道筋をつくった先駆者ともいえるでしょう」