息子とハリウッド時代劇で共演
「日本の時代劇を復活させるためにね、いくつか企画書を映画会社に提出しているんです。とりわけやってみたい時代劇があって……」
それが、このインタビューの前に、自ら映画会社に売り込んできたという企画だった。どんな構想だったのか?
「80歳を過ぎた僕が、まだ身体も動く中で今、演じたら面白いだろうなって思うのが『水戸黄門』。絶対に面白いと思わない? なぜ水戸光圀は世直し全国行脚をすることになったのか、そこに至るまでのお話……いうなれば“水戸黄門エピソード・ゼロ”を作りたいんですよ。ストーリーもできあがっていて、これは自信がある!」
実現すれば、千葉さんのこれまでの映画人人生の集大成となる作品になっただろう。
「そうだなぁ……“助さん”“格さん”は真剣佑と郷敦でもいいかな。実はね、この話、彼らも乗り気になっているんだよ(笑)。時代劇を盛り上げたいという人の力を借りて、世界を振り向かせるような時代劇を作りたいんですよね。ぜひ楽しみにしていてほしい」
生涯現役を貫いた“映画バカ”だった─。